2011年12月21日

■たまゆら〜hitotose〜【第12話】新しいひととせ、 なので


たまゆら〜hitotose〜



たまゆら〜hitotose〜 #12の視聴感想です。

私たち展。
アンケート。
大晦日。
元旦。
宝物。
おかえりなさい――



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■スタッフ
原作・監督・シリーズ構成:佐藤順一/脚本:吉田玲子・浦畑達彦・山田由香・池田眞美子/キャラクターデザイン:飯塚晴子/作画監督:渡辺はじめ/美術:田尻健一/色彩設計:川上善美/音楽制作:フライングドッグ/制作:TYOアニメーションズ/製作:たまゆら製作委員会/



■キャスト
沢渡楓:竹達彩奈/塙かおる:阿澄佳奈/岡崎のりえ:井口裕香/桜田麻音:儀武ゆう子/志保美りほ:葉月絵理乃/塙さよみ:大原さやか/沢渡香:宮本佳那子/ももねこ:福井裕佳梨/三次ちひろ:寿美菜子/篠田こまち:広橋涼/楓の母:緒方恵美/楓の祖母:松尾佳子/「ほぼろ」店主:松来未祐/写真館オーナー:中田譲治



■OP&ED
OPテーマ:『おかえりなさい』坂本真綾
EDテーマ:『神様のいたずら』中島愛



たまゆら〜hitotose〜12-1

■アバン
みんなで考えて、準備して、あぐれっしぶにがんばった!
でも『私たち展』が近付いてくるほどに、不安でドキドキ。期待もドキドキ?(笑

ウザ先生…宣伝方法がサンドイッチマンかいっ!更に、でゅーくうぉーくって!!
コレで町を練り歩くとは厭な宣伝だなぁ…思い遣りか嫌がらせかそりゃ悩むわなぁ(笑

おおっと!町のおばちゃんも声を掛けるほど!?



たまゆら〜hitotose〜12-2

■Aパート
開場カウントダウンにドッキドキ!そしてオープ……ン?
おおっと!期待とは裏腹に外には誰もいなかったぁ(笑
おおっと!最初のお客様はこまちちゃんかと思いきや飛び入り参加希望かいっ!!
おおっと!策士こまちちゃん、香くんに近付き、のりえちゃんを陥れ、ぽってにインパクトで勝利宣言!?
おおっと!ついにお客様第一号がっ……って、ももねこ様かいっ!!(笑
お目当ては同士香くんが描いてくれた勇者の手でしたか♪

そして。
ぽってのおばあちゃんとお母さんを皮切りに、ぞくぞくぞろぞろお客さんが来始めて。
ほぼろさんに、志保美さんに、さよみお姉ちゃんに、マエストロに、かおたんパパも……
写真も、ポプリも、スイーツも、絵も、バイオレンスも…ナカナカ好評のようですね。
でもさ…マエストロはのりえちゃんのスイーツを利用したナンパは如何なものかと!(ぁ
そして、寝坊したウザ先生が朗読劇にほぼろさんを誘ったのがナンパにしか見えんと!(ぉ


たまゆら〜hitotose〜12-3

朗読劇が遂にスタート!
緊張だけど、御手洗での経験を活かして……暴露な恥もかいたしなっ!(ぉ
たけのこ妖精ノコちゃんという新作のようです。って台本なしかっ(感心
更には、かおたんとのりえちゃんと香くんが特技を活かしてお手伝い。のりえちゃんが意外や優雅よね♪
みんなで盛り上げる朗読劇にお客さんも引き込まれて……第二部に続くの!?一緒になってツッコミ入れちゃったよ!!(大笑


たまゆら〜hitotose〜12-4

エプロン姿をを褒められてテレてるかおたんがかわいいなぁ♪

ぽっては志保美さんに『誰かに見せる写真』と『自分で見る写真』と言っていたけど、ふたりが写真を撮る理由にそんな違いなんてないと思います。
いみじくもぽって自身が言ったように『見てほしい写真』こそが『見た人が笑顔になれる写真』に繋がるもののはずです。素直な気持ちのままに楽しくて失いたくない一瞬をフレームに切り取ったからこそ、その一瞬の画を見た人たちは笑顔になれるのだと思います。
だから志保美さんに見られても恥ずかしがることなんてないし、志保美さんもこの展示でぽってが大切なモノを確実に掴んだことを確信したのだと思うのです。
ぽってが悩んで選択した写真の数々は、仲間やお客さんと共有したい“ステキの詰め合わせ”なんだと思います。それはぽっての成長の証で、何処にでもある幸せを伝播させることにもなるんじゃないかなぁ。

それはそれとして。
待ってましたとばかりに、ノコちゃん第二章ですよぉ♪



たまゆら〜hitotose〜12-5

■Bパート
……終ってるぅ?一体全体ノコちゃんはどうなったの!?(汗
会場であった笠井邸はすっかり元通りに。用意していたアンケートも多くのお客さんが応じてくれたようです。
激励?要望?感謝?アドバイス?更にはさよみお姉ちゃんプレゼンツ悪魔の予告まで(笑
かおたんパパは普段言わないようなコトを書いたりして。娘が大切なんだなぁ(シミジミ
そして、ぽっておばあちゃん。
「楓の写真は、カメラの四角い窓を通して楓が見つけた宝物ね」
この言葉がぽっての写真の総てを表していると思います。さすがグランマよく見てらっしゃいます


たまゆら〜hitotose〜12-6

そして…気が付けばもう大晦日。
除夜の鐘をそれぞれ一突き!みんなまったくもって“らしい”ですわ(笑
かおたんは、ソツなく普通にいい音を響かせて。ごぉ〜〜〜〜〜ん……
のりえちゃんは、ムダに入り捲くった気合で、頭も一緒にイッったねぇ。ゴッコォォ〜〜……(汗
ぽっては、緊張のあまりかタイミングを逸して。パッフぅ〜〜ん……(苦笑
麻音は、力み過ぎたのか?ごぉんっ(ぇ
……結局まともだったのはかおたんだけじゃないかっ(笑

そしてカウントダウン……3・2・1
ハジけるように「あけましておめでとう!」
でも礼儀正しく「今年もよろしくお願いします」
まったくもってこの娘等らしいあけおめですね(笑

ちひろちゃんからあけおめコールですよ♪
最終回にちゃんとちひろちゃんに出番があって嬉しい限りですね★
創作ぬいぐるみ増えたなぁ……と思ったら抱えてるのはももねこ様じゃありませんか!創っちゃうほどに琴線に触れるクリーチャーだったのか(ぉ
そして例の“ともちゃん”とも初詣に誘えるほどの友達になれたんですね。もうぼっちじゃない!ぼっちだなんて言わせない!!(感涙
あの日誓ったあぐれっしぶにやっと踏み込めたこの日だから!泣いてなんかない!涙なんて要らない!笑顔が零れるだけさっ!!


たまゆら〜hitotose〜12-7

cafeたまゆらでオネムなとこにさよみお姉ちゃんから一斉メールが!
予告を果たすべく悪魔降臨!コスチューム一新!!その気合故か御神籤大吉というのが逆に恐ろしい…頼みの綱のかおたんが凶って……(汗

そして案の定、車が滑って後輪が落ちてるじゃなイカ!てか絶妙なバランスですか!?(汗
って言うか「いつも」ってどういうこと?レスキューの常連って幾らなんでも免許返上も考慮してください!!(激汗
のりえちゃんと麻音は状況判断ができなくなってるよ!騙されてるよ!決して命の恩人じゃないよ!!
って!お姉ちゃん!!車のシーソーはヤヴァイから!!ココに来てなんでこんなにダークなの!?(笑

ふと、我に返って元旦早々何をしてるのか疑問に思うのは仕方ない事態(ぉ
でも…空が白み始めて……そこから見た光景は……予想だにしなかった姿を現し始める………
町の向こうから新年が近付いてくる様子…始めてみたこの町の顔……
後ろを見上げれば朝陽で光っている山の表情…山自身も気付いていない美しさ……
どちらも山の上からは決して見ることのできなかった…きっと知ることのなかったもうひとつの姿……

その姿にさよみお姉ちゃんは妹達の輝きに想いを馳せる――
一生懸命に、悩んで迷って、駆け抜けていく、夢の途中の人たちは気付かない。今そのときとても輝いていることに……
でもだから、そういう無垢な輝きに、周囲は魅せられて応援して笑顔が溢れていくんですよね。


たまゆら〜hitotose〜12-8

この一瞬を残したいという溢れる想いに突き動かされるぽって。
ファインダーを覗き、ふと過ぎるおばあちゃんの言葉。それは“宝物”に違いなく、きっとお父さんも同じ気持ちだったと思い至る。
「時が経てば二度と手が届かなくなるから残しておきたかった宝物……」
ぽってとお父さんの重なった想いがキモチをしっかり繋いで、それが涙となって溢れていくようです。
いつまでもどこまでもきっと手放せない宝物だから――
「これからもよろしくね」

それにしても……
こんなに楽しそうな事故現場はそうはないぞ?(笑

「お父さんのカメラで写真に残したら、私は大切な宝物の瞬間にいつでも言える。
 おかえりなさい――」
そこはいつでも帰ってこれるぽっての……みんなの原点ですね♪



たまゆら〜hitotose〜12-9

■ED
『A HAPPY NEW YEAR』坂本真綾



┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛



さて『私たち展』の本番でありました。
いったいどうなることかと思いましたが、いやいやどうして大盛況じゃないですか(笑
今、表現したいことを一生懸命にカタチにして見てもらうこと、ナカナカできる事じゃないですし、とてもいい経験になったと思います。
ぽってたちの努力は認めるところとして、周囲の人たちの温かさをとても感じることの出来たエピソードだったんじゃないでしょうか。
そして、コレまで描いてきたように“繋がり”というモノを改めて強く感じさせたようにも思えます。
多くのお客さんが訪れた理由のひとつでもあるでしょうし、この展覧会を通じて新たな繋がりも生まれたように思います。その中には香くんやこまちちゃんの参加によって、これまでとはまた違った繋がりも生まれたことでしょうね。


大晦日から元旦に掛けて。
まぁちひろちゃんが出てきてくれただけで大満足なんですけどネ(笑
ぼっち問題もとりあえずは脱したみたいですしネ。あぐれっしぶに気合も入って足しもう大丈夫でしょう!

そして、お父さんのこと。
悲しみから封印したカメラを手に取ったことから始まったこの物語。
お父さんの思い出を探して心を探して、自分の心を見つめて気が付いて、やっとぽってとお父さんのキモチが重なることができました。
それはきっとぽってが、お父さんの代わりでも真似でもなく、自分の意思を持って自分の写真と心に向き合えたことが切欠になったのではないかと思います。
ぽってにとって『私たち展』はそういう意味でも大きな収穫になったのではないでしょうか。

自分がどんな写真を撮りたいのか、どんな写真を見てほしいのか、どんな写真を残していきたいのか……
ぽってのそういった能動的な想いを込めた指で押されたシャッターは、被写体を通して写りこむのだと思います。ぽってと被写体のキモチが重なったときにたまゆらは現れるのかなぁ……なんてな♪



■総括
あぁ〜とうとう『たまゆら』が終わってしましました。
久しぶりに、いつまでも続いて欲しい終わって欲しくないアニメだったなぁと思います。
イロイロなことはあったけれど、穏やかに、あったかに、優しい気持ちにさせてくれる作品でした。

この『たまゆら』という作品では“夢と不安”について、描かれることが多かったと思います。
その象徴が“宛のない切符”であり“父のカメラ”であり、迷い立ち止まった時に打開したモノが“人との繋がり”だったように感じています。
もちろんカメラはぽってにとっての切り離せないアイテムです。しかし同様に、かおたんにはポプリ、のりえちゃんにはスイーツ、麻音には口笛と、夢と不安を表裏一体としたアイテムが用意されていました。その中で志保美さんからぽってに贈られた切符の存在をみんなが知ってからは、それぞれの中でそれは確かな道標となったように感じます。
そして人との繋がりが、新たな人の繋がりを呼び、新たな可能性や様々な価値観を知る切っ掛けとなっておりましたね。
また、未来に向かって変わることだけでなく、変わらないことや敢えて留まることも夢となり得ることを示すというのも懐かしくも新鮮な気持ちとさせてくれました。
夢という行き先は変わったって構わない。知らない場所に向かうのは子供だけでなく大人だって不安なもの。だけれども自分一人だけじゃなく、必ず誰かが傍にいてくれる。夢に向っている人は知らない内に輝いて、誰かを惹きつけるものだから。
そういうメッセージを確かに受け取ったように思えました。

それを踏まえて坂本真綾さんが歌う『おかえりなさい』の歌詞を見てみると全てがソコに表現されていたように思えますね。
個人的には2番のサビの部分の――

 おかえりなさい 思い出に
 振り向くのも 変わることも 弱さじゃない
 おかえりなさい わかってるよ
 何も言わず 何も訊かず 君をそっと抱きしめよう

――が好きです。
迷うことがあっても原点を忘れないこと。必ず人は繋がっているということ。それらを優しく思い出させてくれるように感じます。

とまぁ好き勝手なことを書きましたが、言いたいことはこの『たまゆら』という作品が大好きになったということです。
ほんのちょっとだけ勿体無いと思ったのは、OVAやドラマCDを踏まえたエピソードの見せ方でしょうか。知らないからといってサラっと流せるわけでもなく、そのままにしておくには微妙なラインでモヤモヤ感が残る絶妙感(ぉ(笑
まぁ制作側としては非常に上手い線引きだったのかもしれないと思わざるを得ませんでした(マテ

ということで。
この作品に関わった全てのキャスト・スタッフの皆さんお疲れ様でした。
とても大切に描かれたあたたかな世界と優しい人達にアテられっぱなしでした。思わず恥ずかしいセリフ禁止と言いたくなるようなこともスッと素直に受け入れられたように思います。
是非とも3期(?)製作をお願いしたいと心底思いつつ……ありがとうございました!


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posted by 露羽 at 06:49| Comment(0) | TrackBack(16) | ■たまゆら〜hitotose〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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