THE IDOLM@STER -アイドルマスター-#23の視聴感想です。
擦れ違い。
寂寥感。
新曲披露。
打ち切り。
身代わり。
一緒にがんばるっていうのはちょっと違う――
■スタッフ
原作:バンダイナムコゲームス/キャラクター原案:窪岡俊之/監督・キャラクターデザイン:錦織敦史/シリーズ構成:待田堂子・錦織敦史/シリーズ演出:高雄統子/総作画監督:飯塚晴子・田 晃/色彩設計: 中島和子/美術監督:薄井久代/撮影監督:那須信司/音響監督:菊田浩巳/音楽:高田龍一(MONACA)/音楽プロデューサー:中川浩二(NBGI)/編集:三嶋章紀/制作: A-1 Pictures
■キャスト
天海春香:中村繪里子/星井美希:長谷川明子/如月千早:今井麻美/高槻やよい:仁後真耶子/萩原雪歩:浅倉杏美/菊地真:平田宏美/双海亜美・双海真美:下田麻美/水瀬伊織:釘宮理恵/三浦あずさ:たかはし智秋/四条貴音:原由実/我那覇響:沼倉愛美/秋月律子:若林直美 /
■OP&ED
第1クールOPテーマ
『READY!!』765PRO ALLSTARS
第2クールOPテーマ
『CHANGE!!!!』765PRO ALLSTARS
EDテーマ
#01:『The world is all one!!』765PRO ALLSTARS
#02:『ポジティブ!』水瀬伊織・高槻やよい
#03:『First Stage』萩原雪歩・菊池真
#04:『蒼い鳥(TV ARRANGE)』如月千早
#05:『MOONY』如月千早・三浦あずさ・菊地まこと・星井美希・我那覇響・秋月律子
#06:『THE IDOLM@STER』765PRO ALLSTARS
#07:『おはよう!!朝ご飯』高槻やよい
#08:『ハニカミ!ファーストバイト』竜宮小町(水瀬伊織・三浦あずさ・双海亜美)
#09:『黎明スターライン』双海亜美・双海真美
#10:『GO MY WAY!!』765PRO&876PRO ALLSTARS
#11:『START!!』天海春香
#12:『ショッキングな彼!』星井美希
#13:『i』765PRO ALLSTARS
#14:『Colorful Days』天海春香・星井美希・如月千早・双海亜美&真美・四条貴音・我那覇響
#15:『MEGARE!』765PRO ALLSTARS
#16:『Brand New Day!』我那覇響
#17:『チアリングレター』菊池真
#18:『魔法をかけて』秋月律子
#19:『風花』四条貴音
#20:『約束』如月千早・天海春香・星井美希・高槻やよい・萩原雪歩・菊池真・双海亜美&真美・水瀬伊織・三浦あずさ・四条貴音・我那覇響
#21:『空』音無小鳥
#22:『Happy Christmas』天海春香・如月千早・双海亜美&真美・三浦あずさ・四条貴音・我那覇響
■アバン
おぉ!?春香がなんか浮かれてるね。なんかいいコトあったのかな?
ラジオで、テレビで、街中で……仲間達の活躍が著しい!
そして雑誌には親友千早が表紙を飾り、765プロの特集記事まで!!
そりゃニッコニコにもなるよね(笑
急いで向かった先はダンススタジオ。ニューイヤーライヴの合同練習のうようです。
あっ!なるほど、みんなで集まれる数少ない時間だから浮かれていたのね。春香らしいや(笑
……だけど、次から次へと押し寄せる仕事に欠席者に早退者。まぁ仕方ないのだけど…ちょいと残念気味の春香さんなのでした。
■Aパート
ホワイトボードが証明するように765プロには出演依頼殺到!小鳥さんも対応に忙しそう。
ファンからのプレゼントも竜宮小町と肩を並べるほどにみんななったんだねぇ(シミジミ
そうそう!GOLDEN COCOAは美味しいよね♪(VANHOUTENです(笑
春香だけ暇…というわけではなく、事務所に寄らないと終った気がしないと言うけれど。
小鳥さんも身体の心配をして直帰していいと言ってくれますが、きっと春香にとってはみんなが集まるココが安心できる場所なんでしょうね。
でも…多忙で事務所に戻る娘はなかなかいないのです……壁の書が『繋』というのもまたイミシンですよね(笑
そこにPが戻ってきたことで春香嬉しそうですね!
にしても“変わった事”が転ばなかったことって!「スゴイじゃないか!」「奇跡だわ!」って!!(笑
ご褒美としてPから差し出されたのはニューイヤーライヴのパンフレット。
みんな手でハートを作って可愛らしい!笑顔が溢れてすてきんぐ!!
撮影のとき真はきっと嬉しかったろうね。だって衣装がちょいとフリフリだしネ(カワイイ
ステキなパンフに春香気合再注入!
中心になってなんとか合同練習ができるように提案・連絡!
急ぐ春香が断ったスタッフの話ってなんだったんでしょうね?ちょいと気になるなぁ。
無理してスタジオに駆けつけたけれど…やっぱり全員は来れなくて……
アイドルとして、プロとして、現在の状況は嬉しい悲鳴のはず。でも春香は寂寥感を感じてしまっているよう。
集まれたみんなは春香のそういう部分も感じ取ってるのでしょうね。明るく工夫をして練習開始!さぁビデオを廻せっ!!
個人的に気になったのは、前回美希への連絡を躊躇した春香に対し、美希から素な感じの文面が届いたトコかなぁ。
合同練習を開けるように春香は周囲の了解を取り付けつつも無理をしているみたいですね。
そんな姿に千早も海外レコをずらして貰うって……前日じゃ流石にもう無理でしょ!!(苦笑
世界的歌手を目指す千早にとって今後を左右するコトだけに春香も当然反対です。
みんなのキモチにも理解を示し、冗談交じりに千早を送り出す春香さんですが……
やっぱ自分への負担には蓋をして、周囲のコトには気遣い過ぎるきらいがあるよなぁ……(汗
ふとした瞬間に春香は寂しさを滲み出してしまいますね。
春香だってみんなだって限界超えてがんばってるんですけどね……
ならばと!全員が無理なら近い現場の少人数制で練習を!!
……それでさえも無理っぽく。ケツカッチン覚悟かとも思えるようなぎゅうぎゅう具合みたい(汗
Pを訊ねて春香は事務所に。どうにもならないスケジュールの相談でしょうか……
ソコには、妥協はせずみんなの為に交渉をしているPの姿がありました。
「それがみんなで創る765プロのライヴなんですよ!」
そう!落ち込んでなんかいられないのです!
お客さんと一体となって楽しめるステージ!それがアイドルを目指した春香の夢だものね!!
■Bパート
合同練習できないことを真も心から気にしているんですね。
でもまず今は……なんとっ!生放送で新曲披露な上にゆきぽがセンターの春香・真のユニットだと!?
そりゃ何を於いても新曲練習が最優先事項ですがな。まずは目の前のことをシッカリと!
気合入って集中してるゆきぽがとっても美しく見えましたですよ♪
盛り上がるステージ!あの臆病なゆきぽがこんなにも堂々と輝いているなんて!!(感涙
そりゃ嬉しさもこみ上げるさ!泣いちゃいな!!抱き締めちゃいな!!!その零れる涙は自信への大いなる一歩だから♪
生っすか!?サンデー無事終了。みんなバテバテお疲れですねぇ。
[出張中(−_−)]な千早人形がシュールっす!p(^O^q)な春香も(p>o<q)な美希も可愛いぞぉ(笑
そんな美希は追い立てられるように次の現場に、残されたみんなにはりっちゃんとスタッフからお知らせが……
って!マジデ終了のお知らせだとぉ!?正に好評の内に終了しますのですか!?(汗
「日曜日を丸ごと押さえるのは止めてくれって」
これはドッチの?局の放送時間帯のこと??りっちゃんの口振りからだとアイドルたちの……かな?数字を取れる人材を解放しろってことなんだろうなぁ……
遂に仕事を理由にみんなが集まれる場所もなくなってしまうわけで……ある意味最後に残った春香の拠り所が崩れ去ってしまった瞬間なのですね(汗
手渡されたミュージカルのスケジュールは、追い討ちをかけるように合同練習だった時間が中てられて。
りっちゃんの言うことは正論であり、どちらが重要ということではなし、春香の為になることも確かだからなぁ。
でも春香の心は…柱を失ったようにグラグラと……そこのフォローがあまいのが痛いか(汗
そんな心中など厳しい稽古には関係ないのです。
でも春香は“みんなとの合同練習”に気をとられて集中しきれていませんね。
だけども美希は舞台の稽古に完全集中!チャンスをくれたPの為にというのは本心だろうけど、きっと何より自分自身が羽ばたきたいのだと思う。
「だから一緒にがんばるっていうのはちょっと違うって思うな」
美希が絶対的に正しいです。同じ方向を目指す仲間であり友達だけど、絶対的に譲れない部分があるライバルでもあるのだから。
アイドルとして、表現者として、プロフェッショナルとして、春香が“仲間”という心地良さに囚われている間に次にステップに移ってしまったようです。
仲間を第一として、力の源として、前に進んできた春香にとってはかつてない正念場ですね。
だからこそPの助言がほしかったのかもしれません。想いを聞いてほしかったのかもしれません。
でもPは忙しく飛び回っていて会うことが出来ない……
春香の空元気は一流の目までは誤魔化せずにいるようで。監督さんも頭を抱えちゃってますね(苦笑
一方美希は元気溌剌!自信に溢れて輝いている!ホントいい表情してますね。更に、どんどん打ち合わせをして理解を深めていっているようです。
春香も一生懸命なのだろうけど、こうも気もそぞろでは差は開いていくばかりだろうなぁ……
陣中見舞いにPが来たのは社長から春香の事を聞いたからかな?
春香の悩みを聞きだそうとしたその時!美希がPを見つけちゃいましたっ。膨れっ面な美希がかわいいですネ(笑
改めて春香に水を向けるけれど…一度飲み込んだ言葉は空元気に流されて……
って!背後に奈落!?なんでセリが降りてんのさ!!舞台上で最も注意すべき仕掛けじゃないかっ!!(汗
気付かず足を踏み外した春香を咄嗟に庇ってPが奈落の底に……!!(唖然
なんでっ!なんでココでっ!!もう鬱展開なんていらないのに!!!
春香の精神的ダメージ極大!!千早もいないというこの時期に!!!
なんてドラマを用意してくれやがりますかっ!!!(激汗
■ED
インストゥルメンタルな曲だなんて寂しすぎる……
961プロのときのような反骨も抱けず、765プロを覆うのは心配のみ……
自分の身代わりとなったPに春香の心は軋みひび割れ…後悔の涙が溢れるだけ……
『見つめて(instrumental)』
┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛
なんということでしょう……
最後の最後でPが全てを持っていきやがりました…悪い意味で!!(汗
いやPが悪い訳じゃないけどさ…こんな鬱展開なんてイヤだ!明るいのが見たいんだよぉ!!
多忙ゆえの春香ぼっちからの破顔一笑朗らかな弾ける様な笑顔が見たかっただけなんだよぉ……
で。
今回は春香ぼっち回(ぉ
じゃなければ神速空回り(マテ
集合をパワーにしてきた春香に立ち塞がる個の壁という所でしょうか。
とはいえ、春香自身も理解はしているんですよねきっと。
千早に言っていた様に、将来に繋がる大事なコトも同時に押し寄せてきているのだと。
りっちゃんに言われたように、どれが重要というのではなく、宝となる経験だということ。
それでも『みんなのこと』となるとキモチに理性がおっつかない。自分のことよりも『みんなのこと』を考えてしまう。
まぁそこにはどうしても寂しさが付き纏っているのでしょうけど……
集まれないスタジオ、集まれない事務所、そして、打ち切られた“生っすか!?”の現場。
仲間との繋がりこそ元気の元な春香だけに会えないことがポジティブ春香にネガティブな因子を植え付けてしまったように思えます。
普段なら“離れていても繋がっている”ってコトなんか百も承知だろうに、そのことも分からなくなるほどになっているみたい。
そして気遣いの空元気が周囲にダメージを気付かせないという悪循環。
対して美希は徹頭徹尾プロフェッショナル振りが光ったと思うのです。
美希だって、寂しくないはずがないのです。前回と今回を見る限り彼女は基本的に一人仕事が多いように見えます。
きっと仲間と会えるのは“生っすか!?”の現場と、春香との舞台稽古だけじゃなかろうか……
それでもしっかりと、離れていても一人じゃないと、仲間だからこその切磋琢磨、仲間と築いた絆・呼吸・意思……そんなコトを心底信じているのだと思う。
美希だってみんなと合同練習はしたいはずです。きっと不安で仕方ないと思います。
でも、ライヴには必ず合わせられると仲間を信じ、合わせてみせるとプロとしてプライドを持って当たっているのだと思うのです。
だから春香に言い放ったように『みんな仲良く』なんて甘さは拒絶したのでしょう。
追い付き、追い越し、追い掛けられる……そういう関係を築きたいのではないかなぁと。
決してどちらかが手を差し伸べるのではなく、互いに対等に手を取り合えるような関係を……
愛しさと切なさと心強さとを身につけた美希と寂しさと優しさと心細さとに囚われている春香。
奈落に落ちたPに対して二人がどう行動するのかでアイドルとしての真価が問われるかもしれません。
きっと美希は心配して心配して心配して。だからこそPを笑顔で迎えるために仕事を完璧にこなすと思います。
では春香は……?
ただでさえ落ちていた精神状態に加え、慕っていたPへの罪悪感に押し潰されそうになりながら立ち上がれるのか……
……千早が海外というのが痛すぎるなぁ。
http://najigo.blog31.fc2.com/blog-entry-646.html
http://kate555.blog59.fc2.com/blog-entry-1665.html
「迷子になる」と言うのは春香には当てはまる気はするのですが他のメンバーはちゃんとやれていた気がする。
皆がもっと何かを見失っているような描写があればこの違和感も無かったのでしょうが、結局皆が春香の歩幅に合わせてペースを落としたみたいに見えてしまった。
それ故、トップアイドルを目指しているのにそれはどうなんだろうという感想に至ってしまうのですな。僕の場合。