Fate/Zero #05の視聴感想です。
勧誘。
挑発。
狂気。
無粋。
令呪。
ただの一人として尋常な敵はいない。
■スタッフ
原作:虚淵玄(ニトロプラス)・TYPE-MOON/監督:あおきえい/キャラクター原案:武内崇/キャラクターデザイン:須藤友徳・碇谷敦/色彩設計:千葉絵美/美術監督:衛藤功二/撮影監督:寺尾優一/3D監督:宍戸幸次郎/音楽:梶浦由記/アニメーション制作:ufotable
■キャスト
衛宮切嗣:小山力也/セイバー:川澄綾子/アイリスフィール:大原さやか/遠坂時臣:速水奨/アーチャー:関智一/言峰綺礼:中田譲治/アサシン:阿部彬名/ケイネス・エルメロイ・アーチボルト:山崎たくみ/ランサー:緑川光/ウェイバー・ベルベット:浪川大輔/ライダー:大塚明夫/雨生龍之介:石田彰/キャスター:鶴岡聡/間桐雁夜:新垣樽助/バーサーカー:置鮎龍太郎
■OP&ED
OP:『oath sign』LiSA
ED:『MEMORIA』藍井エイル
■アバン
想定外の降臨を果たしたライダーさん。セイバーとランサーにまさかの交渉を開始です(笑
「……待遇は応相談だが?」
「「くどい!」」
まぁですよね〜。ケンモホロロに交渉決裂です(大笑
これじゃヘタレマスターなウェイバーくんの涙目も仕方ない(爆笑
■Aパート
「……あんなバカに、世界は一度征服されかかったのか?」
こんなまさかの事態じゃさすがの切継も愚痴のひとつも零したくなるってもんです(苦笑
そのとき戦場に響く酷薄な冷たき声。盗人ウェイバーに浴びせられる怨嗟。魔術師同士の殺し合いという真の意味の恐怖。
ランサーのマスターであるロード・エルメロイ!分かってはいたけどコレで確定ですね。
このとき“初陣”であるウェイバーの肩に添えられる無骨な大きな手。その温かさ。
「余のマスターたるべき漢は、余と共に戦場を馳せる勇者でなければならぬ。
姿を晒す度胸さえない臆病者なぞ、役者不足も甚だしいぞ」
英雄であるイスカンダルが、戦も人生もまだ何も知らぬひよっこに魅せるモノ。見通す未来への期待が窺い知れるってモノです。
更に続く放言は、エルメロイだけでなく覗き見る者全てへの侮蔑と挑発ときたもんだ!(笑
あぁ…これは確実に反応する英雄が一人おりますな……
時臣さんと綺礼さんはどうしようもないほどに心当たりが(苦笑
「オレを差し置いて“王”を称する不埒者が一夜の内に二匹も涌くとはな」
騎士王、征服王に続いて、英雄王も姿を現しちゃいました。その存在まさに天上天下唯我独尊!背後に開く宝物庫!!
その宝具を切嗣がシッカリと目に焼き付けましたね。
「殺せ……!!」
アーチャー出現を歓喜する男が約一名。雁夜のおじちゃんが下す命令に現界する黒き靄に覆われた様な影・バーサーカー!!
この状況で軽口を交わすランサーとライダーは余裕ですね。さすがに尋常じゃない雰囲気に交渉の余地はないようで(苦笑
そう……マスターに備わるステータスを読み取る透視力を持っても観えない異常なサーバント!
のっけから4人のサーバントが一堂に会するという有り得ない状況。
これでは互いに牽制し合って睨み合いしか出来ない。下手に動けばその隙を付け入られるだけ。
切嗣も動くに動けず、舞弥にアサシンの監視を継続させるしか出来ない。
新たな雑種の不遜な視線が英雄王の逆鱗に触れたぁ!
開きし宝物庫から放たれる宝剣の数々!そのひとつひとつが必殺の威力を持つモノ!!
しかし、そこにには信じられぬ光景が……放たれた宝剣を掴み取り、すぐさま己の武器とし全てを打ち払うバーサーカーの姿!!(呆然
怒りのアーチャーの更なる投擲をより強力な宝剣へと持ち替えながら撃ち落していく!
バーサーカーが狙うのはただ一人…アーチャーのみ!その理由は……教えて雁夜のおじちゃん!!(マテ
遂に地表に落とされ怒りに震えるアーチャー。狂犬の不遜な行動許すまじ!!(デデン
■Bパート
時臣くんと綺礼くんには次なるギルガメッシュの行動が手に取るようにわかります。
さらなる『王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)』の開放。幾ら強力な宝具とはいえ、あまり衆目に晒しては対抗策を打たれちゃいますものね。
三度(実質二度)しか使えない絶対命令権・令呪を使用しての撤退命令とは苦渋の決断過ぎますなぁ。
これにはさすがのアーチャーも逆らえず、胡散霧消して撤退。捨て台詞も不遜極まりないっす(笑
駄菓子菓子!これでこれで収まらなかった混沌とした戦い!
バーサーカーは何を思ったかセイバーに狙いを定めて猛進!興奮!凶走!!
手に取った金属パイプが宝具級の力を示す!掴んだモノがすべて宝具となる厄介な能力を保有しているよう。
新たなセイバーのピンチに切継達はバーサーカーのマスターを索敵するが……いない!
このままでは切嗣も動けないという……今のところ全く役に立っておりませんですね(苦笑
人外の速さ!迫る凶刃!!セイバーとの間合いは刹那に縮まり……
届かぬ狂気と兇器。防いだのは侠気溢れる漢・ディルムッド!騎士として尋常なる勝負の途中が故に!!
しかしそんな男気など全く意に介さない無粋な声はソレを許さない。令呪を持ってのバーサーカーとの共闘命令!!
まぁ…生粋の魔術師に誇りだのなんだのを求める方が間違ってるのだけど……(落胆
こうなってはサーバントは逆らえない。
誇りを傷つけ、侮辱に塗れ、無念に苛まれても、身体は令呪の命令を実行する。
「セイバー…済まん……」
ディルムッドの心中察するに余りある!(怒
令呪に支配されたランサー、狂気が溢れるバーサーカー、そしてライダー。
混沌極まる決死の状況にセイバーは、アイリの離脱を進言。しかしアイリがそんな人物ならセイバーが信を置くはずもなかったわけで。
「大丈夫よセイバー。あなたのマスターを信じて」
主従の間の当たり前の会話が、もう一人の存在を確信させる。
アイリを信じるセイバー、切嗣を信じるアイリ。最悪の状況もきっと勝機に変えるという信頼。
アイリに応えるように決死の作戦行動を開始した切嗣と舞弥!
タイミングを合わせるカウントダウン!トリガーが引かれるその刹那の差に……飛び出したのは弾丸ではなく巨躯の駆るチャリオット!!(ナンダッテー!!
雷纏いし神牛に踏み拉かれ横臥した黒い影。推移を見守っていたライダーが蹂躙。それでも動くバーサーカーはバケモノか!!(汗
高潔なる騎士の戦いを愚弄し辱めるエルメロイに脅しを掛ける征服王・イスカンダルの魅力がハンパないわ♪
もしこんなエルメロイとイスカンダルが組んでいたら……あまりに合わな過ぎて想像すらできんわ(苦笑
セイバーとランサーとしては大きな借りができた感じもするけれど、ライダーがそんな些事なんて意に介しそうもないですね(笑
ところでウェイバーくんはというと……気絶しておりました。まぁ仕方ないとは思うけどね。こんな神代の戦いに尋常な精神で付き合えるはずもないし(苦笑
とりあえず、戦いは一区切り。始まりの一夜がこんなにも混沌としたものになるとはなぁ(苦笑
セイバーはランサーとの決着を最優先に左手の解呪をしないとどうしようもないですね。アイリとの間にはより強固な信頼関係が築かれたようです。
不敵に凶笑を湛える雁夜のおじちゃんの刃は時臣へと邁進しているよう。しかしその身体は刻印虫に喰い潰されボロボロ。桜を救うという信念のみが身体を動かす状態か……
綺礼の元には女アサシンが舞弥の放った小型カメラ付き使い魔の存在を報告。有り得ない組み合わせから切嗣のことに思い至ったようですね。
水晶球で覗いていた青髭と龍之介。龍之介は人外の戦いに狂喜乱舞。青髭は……驚喜!狂気!!狂喜!!!
思いも掛けぬ運命の乙女の存在。聖処女との再会に号泣するほどの喜びよう。
でもそれは勘違いなんだ。ステイナイトのときに誰もが一度はしたであろう盛大なる勘違いなんだ!!(笑(マテ
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は…早すぎる……なんて時間がたつのが早いんだ………
前回以上に30分が早く感じたですよ。どれだけ濃密に詰め込んでいるか分かるというもの。
まぁそれだけカットされてる部分も多いということなんだけど……(ぉ
英雄王が煌びやかに輝き放つ『王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)』に、闇の波動を放ち光を飲み込むような漆黒の戦士の体術、あまりに破天荒な征服王の神牛による驀進……どれだけこの戦場(いくさば)に猛き華を咲かせますですか!
まぁ今回のアーチャーはバーサーカーの引き立て役になったといえなくもないですが……イチバンの貧乏くじだったかも?(えー
バーサーカーはアーチャーとセイバー・ランサーに矛を構えたことで勝るとも劣らないどころか舐めたら取られる技量を見せ付けましたね。
そしてやはりイチバン油断ならないのはライダーかなぁ。姿を現した全てのサーバントの特性をつぶさに観察し、技量や器を見極め、征服王としての王道を魅せつけた。それは敵対するマスターやサーバントに対しては勿論のこと、ウェイバーに対して魅せた王として漢としてというのが非常に大きくより魅力的にみせたように思う。
改めて気になるのがマスターとサーバントの相性でしょう。
偽りのマスターであるアイリとセイバーの相性は信頼関係という意味で最高なのだと思います。
しかしその戦い方は聖杯戦争としてはあまりに正直すぎて危うい。だからこそ真のマスター切嗣が……だけども相性は最悪であり、今回の戦いに於いては悉く裏目となり役に立ったとは言えないですね。
ランサーとエルメロイに関しても相性は悪いでしょう。
生粋の魔術師故に実利至上主義であり他は蔑ろにしてしまう。ランサーが主君を仰ぐ騎士資質故に何とか回っている感じですね。
アーチャーと時臣も相性は悪いですね。
時臣が臣下の礼をとっているとはいえ、アーチャーは言わずもがなの天上天下唯我独尊。
必勝を期す戦略面に拘るあまり、桁外れであるギルガメッシュの能力を全く活かせていない。
もしかしたら最低限の助言だけで好き勝手やらせた方が勝ち残るんじゃないのと思えなくもない(ぉ
で、気になるのはライダーとウェイバーの相性ですね。
この二人は意外といい組み合わせなんじゃないかと思います。まぁココまでは基本ウェイバーは電池でしかない訳ですが(ぉ
はっきり言って主従関係が逆転しているのですが、それが見ようによってはウェイバーをライダーが育てているように見えます。少なくとも見放し見縊っている訳ではない。
今回の戦いも、初陣の新兵を見守るように、漢としての生き様を焼き付けるように、成長し変わっていく姿を期待しているようでした。
そして、コチラも相性が良いと思えるバーサーカーと雁夜のおじちゃん。
雁夜のおじちゃんは桜への優しさだけで参戦している訳ではありません。今回、時臣へと向けられた狂気が垣間見えました。
その狂気に応えるようなバーサーカーの目を疑うような神業。そして彼同様にセイバーに向けられた狂気の奔流……
気掛かりはひとつ。雁夜のおじちゃんの魔力総量ですね。刻印虫に蝕まれた身体がどこまで持つのかです。
最悪に最高の相性を魅せるのがキャスターと龍之介なのは言わずもがな。
コチラは能動的主従逆転で師弟関係になっております。趣味と実益が共通してその相乗効果は唾棄すべきモノ。
あ…アサシンと綺礼については……
とりあえず良くも悪くもなく主従としていい関係ですね。偵察部隊として最高の仕事を築いてるほどに(ぉ
■『Fate/Zero』 Blu-ray Disc Box T
ところで。
ブルーレイBOXのCMがカッコいいんですが!
各陣営の召喚儀式と令呪を見れるとは……魅せられて仕方ない!!
http://blog.livedoor.jp/rin20064/archives/52226649.html
http://blog.livedoor.jp/nylon66/archives/51755486.html