異国迷路のクロワーゼ Partie08:“ Chamble dentant ” 第08話:「 子供部屋 」の視聴感想です。
ネコ。
フクザツ。
御伽噺。
憧れ。
風。
きっと窮屈すぎるから――
■スタッフ
原作:武田日向/監督:安田賢司/シリーズ構成・音響監督:佐藤順一/脚本:池田眞美子/キャラクターデザイン・総作画監督:井上英紀/美術監督:川口正明/美術設定:ロマン・トマ、ルガル・ヤン、ブリュネ・スタニラス/色彩設定:品地奈々絵/チーフCGIデザイナー:後藤浩幸/撮影監督:岩崎敦(T2studio)/加藤千恵(T2studio)/編集:後藤正浩(REAL-T)/音楽:コーコーヤ/音楽製作:フライングドッグ/音響制作:青二プロダクション/アニメーション制作:サテライト/製作:異国迷路のクロワーゼ製作委員会
■キャスト
湯音:東山奈央/クロード:近藤隆/アリス:悠木碧/オスカー:田中秀幸/カミーユ:矢作紗友里
■OP&ED
OP『世界は踊るよ、君と。』羊毛とおはな / ED『ここからはじまる物語』湯音(東山奈央)
■Aパート
おめかしおめかし♪
湯音が嬉しそうですね。
「愛しているのクロード」
カミーユ姉さまとの間に何という淡い想い出を!!(吃驚
店番はオスカー爺さんが代役。すぐ飽きそうである(ぉ
元気になった報告とお礼とお招きでまたブランシュ家に行くことになったのか(笑
湯音はにゃんこが大好きですよね。店内に入ってしまったにゃんこにクロード冷や汗(ぇ
オスカー爺さんのいうところのネコは何を言っているでしょう。と・く・に『ブランシュ家』とうところで(笑
カミーユ姉さまのおめかしはクロードの為じゃなかったらしく(残念
外出は全て社交界デビューの前哨戦ということなのね。それも『ゲーム』と割り切っていることが哀しいね。
アリスもただ憧れているだけではなく、その現実的意味合いも理解はしているよう。その心はフクザツというところか。
だからといってクロードについては……う〜む、これやはり嫉妬よね。大好きなお姉ちゃんが取られちゃうっていう。
お姉ちゃんの恋愛事情にも妹としてかなりフクザツな想いを抱いているようですね(苦笑…シチャイケナイカ
湯音到着の報にアリス抱きつき!もうこうなったら湯音から離れませんネ!(笑
クロードには悪態だけ付いて置いてけ堀攻撃!まぁ予想の範疇ですな(ぇー
「この中庭なら窮屈な館の中でも外を感じられるでしょう。だから好き!」
庭でお茶会はきっと気持ちよくて楽しいでしょうね。でもまるで「籠の鳥が唯一外を夢見れる場所」と言われた気がしましたよ……
置いてけ堀のクロードを招いたカミーユ姉さま。
どうやら子供の頃ブランシュ家夫人からクロードは、カミーユに纏わりつく(ように見えた)野良猫扱いされていたよう。野良猫=娼婦・愛人ですか……(汗
それでもカミーユは意に介さず野良猫の良さを理解して『好き』と言い切っていたのですね。自由の象徴みたいなものだったんだろうなぁ。
それが今では「臆病なネズミ」って!幾らクロードが所在無げだからってキッツイなぁ……
クロードのことだけでなく湯音のことも言いたい放題のカミーユ姉さま。クロードの反論も一閃の元に辛辣!
でも、まるで甘えているみたいに聞こえます。クロードなら受け止めてくれると…こんな一面はクロードにしか見せないんじゃないだろうか……
■Bパート
アリスは湯音に日本の御伽噺をおねだり。きっと不思議がいっぱい♪
まずは『ももたろう』です。
アリスの想像はやっぱり間違ってますから!
でもその湯音っぽい桃太郎は可愛すぎるぅ♪
次は『さるかに合戦』です。
物語以前におにぎりが分からなかったかぁ!それは日本式携帯食料!日本人の知恵!!(ぉ
その頃オスカー爺さんは……
店番に飽きてた!お隣さんと酒盛りの準備始めたよ!?(えー
そして『かぐや姫』ですよ。
大筋は理解して感動してくれたみたいですが……婚姻について大きく誤解が!(笑
でもよくよく考えてみるとかぐや姫ってスゴイ話よね。いち農民の娘が帝を振るんだから。しかもお咎めがない(汗
日本から海を越えてパリまで一人でやってきた湯音をアリスは尊敬しているようです。
アリスがその想いを素直に伝えてくれたことが湯音はとっても嬉しかったよう。
そしてアリスが湯音を連れてきたのはカミーユ姉さまと過ごした子供部屋。
なるほど。アリスは小さな頃から東洋に憧れていたんですね。その想いを物語にしてしまうほどに。
カミーユ姉さまをも惹き付けるそのお話は、まるで湯音との出逢いを確信していたみたいで。
アリスにとって、偶然なんかではなく、必然なのかもしれません。だから……大好きな人たちと共に飛び立つことも当然なのかもなぁ(夢
そして何か思い付いたアリスは部屋を飛び出す!
残された湯音の元にはカミーユ姉さまが……
アリスの性格や長所を語るカミーユ姉さまに湯音は全面同意。
しかしカミーユ姉さまが『姉と似ている』ことを湯音が言い澱んだことからキツイ一面を見せ始めました。
でもその内容は湯音がプライドを持ってパリで生きていくために必要となるフランス式コミュニケーションの常識。
服選びにしても、その決断力と判断基準を計ったようですし。クロードを基準としたと誤解したとき厳しい一面が垣間見えましたけど、湯音自身に明確な線引きがあると理解すればとっても優しげに接してくれましたものね。
推し量るときの厳しい視線と、自らの答えを示したときの優しげな瞳のギャップがすごく魅力的でした。
カミーユはきっと自由闊達なアリスに憧れているんですね。
そしてこれからもずっとそんなアリスで居てほしいと心底思っている。
旅立つドラゴンの話はカミーユにとって宝物みたいな思い出なのでしょう。
そのお話に出てくるような女の子が実際現れ、出逢い、交流を持つことができた。
そしてその娘は自分の意思を持ち、導かれるように、思い出の服を選んでくれた。
カミーユ姉さまは、あのお話のようにアリスを更なる自由な世界へ共に歩んでくれると安心したのでしょうか……
窓から外を見渡せば2羽の鳥が飛び立ち1羽の鳥が追いかけていく……
コレはいろいろな組み合わせが考えられますね。それぞれ当てはまるのは誰なのでしょう?
湯音、クロード、アリス、カミーユ……
窓を開けると風が吹き込んで――
止まった時間の子供部屋を新しい風が吹き抜けていく……
きっとカミーユ姉さまの心にも風が届いたのでしょうね。
アリスは兎に角、湯音に喜んでもらいたくて仕方ないようですね。
外の世界を感じる庭で高い空を見上げておりました。
クロードもイロイロと思うところありそうですね。
でも輝く世界をガラス越しに見ている様じゃまだまだ処理しきれない感じですかねぇ(苦笑
湯音とカミーユは真に打ち解けたようです。
そしてきっと、カミーユ姉さまも一緒に竜に乗ってどこまでも遠くにいきたいんでしょうね。
■ED
とってもあったかい曲ですね。厳しくも優しく見守るカミーユ姉さまみたい。
『Tomorrow's Smile』A.m.u.
■アイキャッチ&エンドカード
ちょ!泣きそうな…堪えているような……
湯音はいつも笑顔でお願いします!!
┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛
おっと!こう来たかぁ……
てっきりクロードとカミーユ姉さまの回想となるかと思っていたけれど。
それはどうやら次回になるようですね。よ〜し、期待しちゃうぞッ♪
ということで、湯音とカミーユ姉さまの交流でしたね。
どちらも表面的な印象で接していたところをもっと深いところで理解しあった感じです。カミーユ姉さまの電撃戦に、湯音は専守防衛で認めさせたというところでしょうか。
カミーユお姉様の厳しい言動もフランス流を理解させる為でしょうし、どこか優しさが滲み出ていました。
湯音自身、芯はシッカリしてるし、言うべきことは言う方だとは思うけど、やはり日本式が基本ですからどうしてもズレが隙になる。でも郷に入れば郷に従え。クロードの忠告やこれまでの経験がちゃんと役に立っていたように思えます。
ラベル:異国迷路のクロワーゼ 笑顔