
BLOOD-C #05の視聴感想です。
跡形。
目撃者。
気絶。
怪談。
襲撃。
同じでも違いますから分かります。
■スタッフ
原作:Production I.G ・CLAMP/ストーリー・キャラクター原案:CLAMP/原作監修:藤咲淳一/シリーズ構成:大川七瀬(CLAMP)/脚本:大川七瀬・藤咲淳一/監督:水島努/アニメーションキャラクターデザイン:黄瀬和哉/総作画監督:後藤隆幸/美術監督:小倉宏昌(小倉工房)/コンセプトデザイン:塩谷直義/美術設定:金平和茂(KUSANAGI)/『古きもの』デザイン:篠田知宏/プロップデザイン:幸田直子/色彩設計:境成美/3DCGI:塚本倫基/特殊効果:村上正博/撮影監督:荒井栄児/編集:植松淳一/音響監督:岩浪美和/音響制作:グロービジョン/音楽:佐藤直紀/音楽制作:アニプレックス/アニメーション制作:Production I.G/製作:Project BLOOD-C TV/
■キャスト
更衣小夜:水樹奈々/更衣唯芳:藤原啓治/七原文人:野島健児/網埜優花:浅野真澄/求衛のの・ねね:福圓美里/鞆総逸樹:阿部敦/時真慎一郎:鈴木達央/筒鳥香奈子:宮川美保/
■OP&ED
OPテーマ:『spiral』DUSTZ
EDテーマ:『純潔パラドックス』水樹奈々

■Aパート
ソコにあるはずの戦いの跡は跡形もなく。思い出そうとすれば頭痛が襲う……
偶然とは思えないタイミングで文人が通りかかるトカ。
小夜の不調は文人に見ぬかれておりますですね。
やっぱり「何でも話して」というのも怪しくて。添えてる手も体調を調べているように見えなくも(ウタガイダシタラキリガナイ
小夜が抱える混乱と頭痛。でも文人のコーヒーを飲むと落ち着いて、安心と幸せを感じる。
この珈琲ってお父さまは飲まなかったんだよなぁ…やっぱ特別性なんじゃないかと。
眠りこけてしまった小夜。お父様がギヌーブに……その寝姿に驚いてる?
小夜へ触れることも躊躇しているように見えるけど、それは起こしたくないからなのか、他に何か別の理由があるのか……
それに、文人とお父さまの短い会話も先輩・後輩とは思えないため口に近いんですよねぇ。

霧のかかる街をお勤めに駆け抜ける小夜……
お父さまは不調を知りつつも送り出すしかないという感じかなぁ。
小夜はそれに懸命に応えようと無理してるように思えます。
公園に現れた古きものは、杓を持ち笠を被った壺装束のモノ。
「主が小夜かえ?」
どうやら古きものを狩る存在は情報共有されてる感じですね。組織立ってるかは分からないがコミュティはあるのかな(えー
この段階で小夜の戦闘力ではかなり無理がある感じです。運動神経と運だけではそろそろ限界かなぁ……
偶然振り払った御神刀に飛ばされた傘の下から現れたのは顔ではなく…巨大な眼球!?(汗
「全ては約定を守らぬ咎め」
「約定?……誰と誰の!?」
「人と、我らの」
「何を約束した!」
ここから確信というところで悲鳴が……目撃されちゃったか!?
と思ったら、別件で襲われてた!もっとヒドイ!!(汗
とっさに助けるも返り血を浴びた小夜に恐怖!まぁ一般人として普通の行動ではあるわなぁ(苦笑
畏れられたとしても「守る」という小夜の決意は揺らがない!
しかしまったくもって敵わないですなぁ。動きが読まれていると感じだ小夜は……
つか一般人はとっとと逃げればいいのに!腰を抜かして動けないのか、それとも報告任務でも帯びてんのかと(ぉ
徐々に濃くなっていく霧に、瞳が変化した小夜は一閃!……振り払うと御神刀に糸が!その神経線維みたいなので読んでいたようですね。
だからって御神刀を捨てて貫手って!まぁ眼球なら貫けそうではあるけれども!!(汗
それが止めとなって結局『約定』は聞けず仕舞いですかぁ……(残念
いやいやいやいや!
超常の戦いを見せられ、血塗れの手を差し伸べられれば、一般人が逃げ出すのは当然です。
小夜はまったくもって自分の状態トカに無頓着過ぎます。感情・心情がやはり理解出来ないのかなぁ。
そんな一部始終をお犬様が見ていた?小夜を突然襲う頭痛は戦いの影響か?それともお犬様が何かしたのか?赤血球の描写は何を表す!?

■Bパート
「人は理解出来ないことに遭遇したとき、どうするのか?」
考えれば考えるほどに本質から離れていく……か。きっとその通りですね。
常識が邪魔をして、現実を認められず、納得できる理由を捏造する。そして真実を葬ってしまう。
ところで、気絶した後どうやって帰宅したのでしょうか……(ぉ
お父様が迎えに来たのか、また文人が通りかかったのか、お犬様が送り届けたのか、気付くまで放置されたのか?(え
それにあの一般人はどうなったの?小さな田舎町で目撃者が出れば、あまりに荒唐無稽で誰も信じなくても、噂くらいにはなりそうだけどなぁ。
面白おかしく広める奴トカ必ずいる筈だと……やっぱり彼女は関係者だったのか?まさかこの世から抹消!?(えー
雨空を見上げ絶不調な感じの小夜に声を掛ける優花。
「言ってよ、なんでも。隠さないで。その為にいるんだから」
こんな何気ない優しい一言さえも怪しく聞こえちゃう。まるで小夜の観察者のように……(色眼鏡
授業が自習になって、ねねののが怪談を提案……じゃなくて自習でしょ!鞆総委員長も止めなさい!!(苦笑
香奈子先生もいちおは止めつつ何気にやる気満々じゃんかよー!フケようとしてた時真もアッサリ捕まるし!(笑

どこかで聞いたことあるような鞆総の怪談。
ねねののが小夜に抱きつく手助けにしかなってないですね。誰か怖がってあげて〜(笑
つか、小夜は怪談を理解してないふうだしなぁ。描かれるほどに心がどこか欠落してると確信めいて行きますね。
次は香奈子先生が『この街の話』をすることに。そのことが、ねねののの反応に差異が生みました。これはヤヴァイ死亡フラグな感じが(汗
香奈子先生の話は、まるで古きものとお務めのことを話しているよう。
話に反応した小夜と、その様子に気付いた時真とに、やはり何か因縁を感じますね。
そして『約定』に関しても……
何故ソコで雷が轟くかぁ!みんな聞こえなかったようだけど、鞆総が思わず立ち上がりましたね。聞こえちゃったんでしょうか……
小夜は表情を変えるも、また血流が激しく、光が見え、フラッシュバックが襲い……気絶!
時真ナイス!とっさに飛び出して受け止めた!!やっぱりパートナーじゃキミだネ!こりゃ鞆総には別の役割が与えられそうだなぁ(ぉ
だけど反応したのが時真とねねののだけだったことが恐ろしい。鞘総でさえ慌てないってどういうこと!?

小夜は改めて文献の調査を始める。開いた文書に違和感を感じて……
そういえば以前お父様が調べていましよね……こうなってくるとアレもホントに調査だったのか分からないよなぁ。もしかしたら隠蔽してたのかも……(え
コレも忘れちゃいけない。時真のこと気になって仕方ないようですよ(笑
「違いますから。同じでも違いますから分かります」
ねねののが小夜に懐いちゃうのはこういうところなんだしょうね。二人でワンセットじゃなくて個人を見てくれる。
ねねが訪ねてきたのは倒れた小夜を心配してのこと。そして、街の怪談をせがんだ小さな罪悪感。ののは気を利かせたのでしょうね。
「もしなにか降り掛かるならアタシだよね〜」
冗談めかしたねねの背後に突然現れた古きもの!こいつらは神社の神域も関係なく侵入できるのか!?更衣神社は安全領域だと思い込んでたよ!!(汗
……もしかして小夜が前回抱いた違和感って結界の崩壊だったんじゃ(え
┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛
やっと大きな変化が起こり始めました。
けれど、どこかシーンの繋がりにぶつ切り感を感じてしまうのが残念。
ほんのちょっとの描写をの挿入するだけでスッキリするような足りなさが気になります。
それはそれとして、とりあえず本編についてネ。
古きものがまた気になることを言い残しましたね。
「全ては約定を守らぬ咎め」
小夜だと認識した上でのこの言葉ですから、これが小夜を襲う理由なのでしょう。
しかし『約定』其のものが全くわかりません。小夜の『守る』という決意が違えることにつながっているのでしょうけど……
そして香奈子先生の『怪談』です。
やはり香奈子先生は、この街について、小夜について、イロイロなことをよく知っているようですね
普通なら言うはずのない『人は糧』だと言い切ったことには吃驚しました。それが科学者としての客観視から来た言葉なのか、それとも秘密を知る者として思わず出た言葉なのか……
この人が自習で怪談に乗っかったことも全て計算のうちでしょうね。香奈子先生とは一体何者なのか非常に気になる人物です。
あとやはり気になるのはこの街の有り様でしょう。
住民の全てが協力者だとは思いませんが、多くの人物は何かしらの関係を持っていると思わざるを得ません。
主要人物たちも疑えばいくらでも疑えるほどに微妙な行動があまりに多い。
いったいこの街はなんなのかということを知るにはやはり『約定』をまず知るべきなのでしょうね。
そして偶然なのか必然なのかとうとう真昼間から、しかも小夜の近しい人が古きものに襲われる事態となってしまいました。
御神刀を持たない小夜は、あの硬そうな古きものを倒せるのか…いやそれ以前にねねの前で恐ろしい姿を晒しながら戦うことができるのか……
小夜の日常が…仲間の日常が……
壊れ始めた日常を一人ひとりがどう受け止めるのか気になるところですね。
時真と鞆総も線引きされたようだしね!(ぉ