異国迷路のクロワーゼ Partie03:“ Labyrinthe du japon ” 第03話:「 日本迷宮 」の視聴感想です。
紙。
木。
音。
雨。
鐘。
夕景。
子供の頃からこの空だけはずっと変わらない。
■スタッフ
原作:武田日向/監督:安田賢司/シリーズ構成・音響監督:佐藤順一/脚本:池田眞美子/キャラクターデザイン・総作画監督:井上英紀/美術監督:川口正明/美術設定:ロマン・トマ、ルガル・ヤン、ブリュネ・スタニラス/色彩設定:品地奈々絵/チーフCGIデザイナー:後藤浩幸/撮影監督:岩崎敦(T2studio)/加藤千恵(T2studio)/編集:後藤正浩(REAL-T)/音楽:コーコーヤ/音楽製作:フライングドッグ/音響制作:青二プロダクション/アニメーション制作:サテライト/製作:異国迷路のクロワーゼ製作委員会
■キャスト
湯音:東山奈央/クロード:近藤隆/アリス:悠木碧/オスカー:田中秀幸/カミーユ:矢作紗友里
■OP&ED
OP『世界は踊るよ、君と。』羊毛とおはな / ED『ここからはじまる物語』湯音(東山奈央)
■Aパート
アイロンから日本とフランスの似た点を見つけた湯音。
そこでクロードからの質問。「日本ってどんなトコ?」ということで湯音とオスカー爺さんが話してくれたわけですが。
……ちょっ!そういう風に思い浮かべるかクロード!!(笑
オスカー爺さんが『木と紙の迷宮』なんてしゃれた言い方するもんだからトンデモになってるし!湯音的にはナイス表現だったようだけど(苦笑
説明されればされるほどに明後日の方向に向いますなぁ。石の文化の西洋と木の文化の日本では、常識内で想像するとこうなるのね……もっと発想を自由にネ!(爆笑
なるほど。物置を漁っていたのも日本の事を聞いたのも仕事のアイデアを得るためでもあったのね。
どうやら今回は、先方が気に入ったら買ってくれるということで、以前なら受けなかった類の注文らしい。
そういったものを受けなくてはならないほどに、店の経営は逼迫していってるのかなぁ。
まぁおそらく、湯音との出逢いがクロードの考え方に変化を齎してきてるのかもですね。
日本の食事で使うお膳一式。こんな物も持ち込んでいたのかいっ!
まぁオスカー爺さんの買い付けの一環なのだろうけど……クロードのおっかなびっくり具合がある意味微笑ましい(笑
クロードもきっと日本に興味を持ってきているのだろうけど……
「ギャルリは潰れない。俺が潰させない!」
こういう意思というか意地というか……伊達に経営を任されてるわけじゃないね。
ところ変わってブランシュ家。
アリスちゃんは、この湯音が手放した御着物がお気に入りのようです。ガウンじゃないんだけどな!
しかもギャルリ・ド・ロアの所有権まで持っているだとぉ!?(汗
ギャルリにあまり良い印象を持っていないようだけど、置物を入手したのがギャルリだったいうことで、少し見る目が変わったぽいですね。
しかし、カミーユお姉ちゃんはぽわぽわな雰囲気とは裏腹に物凄くシッカリ者な気がします。
湯音がパリに来た理由がハッキリと湯音自身から語られました。
憧れのパリ♪で勉強したくてオスカー爺さんに自ら頼み込んだトカ。コレだけで湯音の積極性と意志の強さが分かるってものです。
それだけに、もっと外にというクロードの気遣いも分かるけどね。でも今は日々の生活になれるだけで精一杯のようです。
湯音、未知の味『ババ』にチャレンジ!
どうやらラム酒シロップはダイジョブらしくキラキラぱぁぁぁぁ♪な感涙な湯音スマイルでどれだけ美味しいかわかりますネ。
そして、包み紙を折って……ささっと折鶴の完成です。魔法使いのおじいさんに魔法のお返しなんだな(笑
看板のデザインに悩むクロード。湯音は故郷にお手紙を……って!
国は違えど、書いてる手紙を勝手に見ちゃうのはダメダと思うんだ。例え字も意味も分からなくてもだ!
日本語での『湯音』という字と意味を教えてもらったクロードさん。書いてみると意外と難しい。
その手紙は姉の『汐音』に宛てた物だったようで。日本人の音に対する認識も聞いて……
当時の手紙しかも国際郵便となれば、まぁシッカリとしてないと届かないでしょうね。
極東の島国へだなんてよほど信用がないと体裁を整えないとどうなるか分かったもんじゃないような気がします(え
で、ちゃんとした紙と聞いて頑なにムキになって誤魔化す湯音がまた可愛いのだけど(苦笑
■Bパート
ついに看板制作に取り掛かったクロード。いったいどんな看板ができるのか気になりますね。
一方、オスカー爺さんは……湯音の折鶴でナンパしとるんかいっ!(笑
暇な店番じゃ湯音の居眠りも仕方ない?(マテ
クロードが作った新しい看板は『音』をモチーフにしたモノでした。なかなかしゃれた看板じゃないですか♪
ということで依頼主の元へとお届けに…ふと目にしたギャルリはまた空き店舗が増えていて……
依頼主も気に入ったようでお買い上げ。クロードも満足げな笑顔ですネ。
偶然会ったオスカー爺さんに一人待つ湯音のことを頼んでクロードは便箋を買いに…やっぱ優しいんだよなぁ。
お留守番の湯音は店先の猫に興味津々。ホント好奇心旺盛の娘ですね。
クロードの言いつけと魅惑の御猫様の間で葛藤がぁ!湯音が可愛すぎてホント困るわぁ♪
突然降り出した雨に御猫様は走り去り、オスカー爺さんのお帰りです。
クロードが便箋を買いに行ったことを言っちゃったオスカー爺さん。
湯音は慌てて傘を手にお迎え。ちょこちょこ動く姿が可愛いですねぇ♪
オンナノコへのプレゼントということで、クロードはちょっと困り気味でしょうか(苦笑
まぁ、分からないときは聞くのがイチバンですね。
クロードに会えた湯音。道中、少し好奇の目がありましたね。
湯音を驚かしたかったというクロードに、今更便箋のことを聞いてないと言い張っても湯音さんダメです(笑
和傘に当たる雨の音がクロードにはとても新鮮だったようで、このまま少し遠回りしての雨のお散歩にゴー!
水溜りを前に飛び越えたクロードとどうしようかと逡巡して結局回り込む湯音の姿トカ、雨の町を楽しむ二人の姿が微笑ましくて……この感じやっぱりARIAを見ている時と似ていますわ♪
雨上がりの夕陽がまた美しい!
橋の上から見るこの光景はクロードのイチバン好きな景色。
そこに鳴る鐘の音。同じような神を奉る建物の音ですが、似ているようでどこか違う。
その微妙な違いを教えてあげたい湯音と理解したいけど分からないクロード。
そんな些細な違いがおかしくて。でもそれが楽しくて。二人の関係も少しずつ変化していきますネ。
でも…クロードの「子供の頃からこの空だけはずっと変わらない」という言葉が気になります。
ギャルリの変化は勿論ですが、他に何か大切なモノが変化してしまったような含みがあるなぁと。
■Cパート
カミーユお姉ちゃんからの情報。ギャルリ・ド・ロアに日本人少女出没の噂。
「待ってなさい、ジャポネーゼさん!すぐに私のモノにしてあげるわっ♪」
アリスちゃんの目の輝きを変えて、執事に日本人少女捜索
……って!手放した和服と再会ってこと?これは湯音よりもアリスちゃんの真価が問われる邂逅となりそうですね。
■アイキャッチ&エンドカード
おおっと!まさかのアリスちゃんねんどろでしたか。猫と戯れる湯音の方に興味が……(ぉ
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なんというか、もうクロードとオスカー爺さんの傍らが湯音の居場所になってる気がします。
とはいえ、湯音としてはまだまだ壁を感じている部分があるのだと思います。もちろん二人の優しさに感謝はしていても。
例えば、湯音の言葉ですね。彼女の言葉はまだたどたどしい。
これがある意味どれだけパリに、ギャルリに馴染んできたかを計る目安になる気がします。
湯音の話す言葉が流暢になったときが湯音にとっての一区切りなのかなぁとも思います。
で、『音』について。
当初からギャルリに響く湯音の履く下駄の音がとても印象的ではあったけど、音というものへの日本ならではの拘りやフランスとの違いというものが面白い。
湯の音、汐の音、雨の音、鐘の音、何気なく聞き逃してしまうような音に風情を感じ美を求める。微妙な音の違いに拘りを持つ。
改めて、日本人の特性というものを考えちゃったりしますね。そういう意味では色彩についても日本って独特で豊富だなぁと思ったりしました(何故かソッチに思考が(笑
まぁこの時期だと音と言えばやっぱり風鈴と蝉時雨でしょうか。そして氷を削る音……パッと浮かんだ音はこのみっつ。色は紺碧でした(笑
http://blog.livedoor.jp/nylon66/archives/51714978.html