[ C ] THE MONEY OF SOUL AND POSSIBILITY【 CONTROL 】#11最終回の視聴感想です。
ディール。
アントレ。
アセット。
輪転機。
上の者。
必ず人類をより良く導く為の意味がある。
■スタッフ
監督:中村健治/シリーズ構成:高木登/キャラクターデザイン:mebae/アニメーションキャラクターデザイン:橋本敬史/コンセプチュアルデザイン:さとうけいいち/副監督:松尾慎/演出協力:地岡公俊/美術監督:西俊樹/美術設定:谷内優穂/CGディレクター:サトウユーゾー/色彩設計:永井留美子/撮影監督:橋賢司/編集:西山茂/音楽:岩崎琢/音響監督:長崎行男/音響制作:マイルストーン音楽出版/アニメーション制作:竜の子プロダクション/製作:「C」製作委員会
■キャスト
余賀公麿:内山昂輝/真朱:戸松遥/三國壮一郎:細見大輔/Q:後藤沙緒里/真坂木:櫻井孝宏/生田羽奈日:牧野由依/井種田:三ツ矢雄二/ジェニファー・サトウ:浅野まゆみ
■OP
『マトリョーシカ』NICO Touches the Walls
■ED
『RPG』School Food Punishment
■アバン
日本の金融はもうぐっちゃぐちゃ!1$3千円って…今の80円前後からは考えられん数字だなぁ(汗
IMFは使えませんなぁ。心配事は[ C ]だけかよ…って![ C ] が[ C ] のカタチしてるの!?(笑
今回も竹田崎は楽しそうで何より(ぉ
三國と公麿。こうなることは運命か必然か……
決済まであと1時間。互いのアセットと共に……最後のディールが始まる!!
そして真坂木は嬉しそうですネ♪(笑
■Aパート
ヤル気充分公麿!イクぜ真朱!!
にしても…三國とじゃぁ投資金額のケタが違いすぎです(ぉ
それに複数アセットの扱いには三國に一日の長があるしねぇ。ジェルジュを使いこなせるのか?
日本円の取引きは当然世界中で中止に。
日本銀行の認識として世界最強通貨だったのね……(汗
公麿もジェ麿もピンチじゃないかっ!
Qが喰らう!喰らう!喰らう!喰らう!敵も味方も関係ねー!!(汗
ジェルジュ消滅寸前に真朱と交代とか危な過ぎる戦いだ……
そして竹田崎、ノリノリである。シャッターを切る!切る!切る!切る!
三國は公麿を後継者にしたかったらしいが…その決め手はなんだったんだろう?
未来を信じていた頃の自分と重なっていたという感じなんだろうかねぇ。
仕掛けてくる三國とQに真朱はマクロを要求!
まぁ真朱への負担を考えると公麿が躊躇するのも分からんではないが……
真朱と比べ公麿は覚悟が足りん!侮るな!信じろ!!
しかしQが放つ攻撃は……行動抑止!?
妹を言い訳とし行動を正当化する三國さん。一気に小者臭がしてきちゃったじゃないか……(ぉ
本心はどうであっても口にしちゃいけないだろ。だから痛いところを公麿にツッコまれることになっちゃうんだよ(ぇ
動けない公麿にはなった逆ギレ攻撃が何故か胡散霧消…何が起こったのさ?
現実では小売でも円は使えなくなってきて……
って!ミダスマネーが崩壊し始めてるよ!?札がミダスマネーへと変化していってる!!(汗
行動可能となった公麿は真朱を10億チャージ!気張ります!!
突撃した真朱はQに心の叫びを叩き付ける……
自分達は未来だと!未来の為に…自分の為に戦ってくれていると!!だから安心できるのだと!!!
三國と公麿も青年の主張をぶつけ合う!!
今を、一瞬を、大事にすることこそが人間の幸せなのだと!!
でも!大事にしていても守ろうとしても消えていってしまったと!!
今を守らなければ全ては潰れたと!そして救われた人たちがいると!!
未来がなくては救われても仕方ないと…本当は否定して欲しかったのではないかと!!
ホーミング的何かを真朱が放ったかと思えば喰い破ったQが行動抑止!
真朱とQも一進一退!そしてやっぱりQは妹的形を成したアセットでしたか。
……真朱、Qの逆鱗に触れたぁ!まさか腹をゴッソリ突き破られるつーか寄生された!?(汗
それでも真朱はQを問い詰める……戦闘よりも舌戦が実はコッチのメインだったようだ(ぉ
Qは真朱に絶大なる肉体的ダメージを与えたが…かなりの精神的ダメージを受けたよう。あまりに寂しそうで……
そして現実では遂に一般人にもミダスマネーが認識され始めて……
■Bパート
[ C ]が来る!近付いてくる!!
主張しあう三國と公麿だけど……
明日は来てみないと分からないし、今日を必死に生きるという三國の主張の方がわかりやすいんだよなぁ。
公麿は明日を夢想するだけで、今日をどう生きるべきなのかワカランぞぉ〜(苦笑
このままでは埒があかないと三國は遂にQへと食事指令発動!
しかし……Qが貴子の姿になっているぅ!しかも泣いてるしっ!!(えー
一瞬目を奪われた三國の隙を公麿は逃さず特攻!!
「夢から覚めるお時間だ」
充分楽しんだっぽい竹田崎の一人勝ちかとこのときは思ったものです(ぉ
公麿が三國を貫いた瞬間!
消える剣…鳴り響く警報……市場閉鎖の文字………
現実でもミダスマネーは塵へと消えて……
[ C ]が日本に到達しるその時……
公麿は三國を素手で打ん殴っておりました(笑(えー
そして…コレは夢なのか……
「お父さんも守りたいものがあったんだよ。きっと、兄さんと同じように」
その言葉に憑き物が落ちたような三國だったけど、妹の姿は見えなくなって…存在も消えて……
これが未来を担保し続けた報いなのでしょうか……
サトウさん生きてる!泣いてる!!
そして…狂笑……だと!?……壊れてしまったのか(激汗
やはり半身状態というのは精神的に…………
どうやら[ C ]は日本円の価値がなくなったことで通過していったようですね。
いずれ極東金融街も消えてなくなるそうで。だからディールも出来ないと(苦笑
三國は自ら負けを認め、公麿は輪転機の逆回転を真坂木に要請。未来を買い戻すと最終判断を下しましたとさ。
さぁ…この判断は世界にとって吉となるのか……兎に角真坂木が楽しそうなんだよっ!!(汗
極彩色の光が金融街を包み、色とりどりの珠が此処でない何処かへ還って行く……
「また…貴方の傍に居られたらいいのです……」
それがQの本心ですか…そのキモチは真朱と変わらないじゃないか……
そして真朱も……
「30倍って、言ったよね?
……いつもの40倍くらいアンタのことが好きだと思う
……貴方に逢えて良かった」
真朱の身体は光の珠となり…泡のように消えていく……
三國とも永遠の別れ……
未来で会おうという公麿に、三國は今日に留まる決意をする。
光は現実世界をも包んで行き……
信用第一だった竹田崎も金融街という信用にドップリ浸かっていたようで……
生き残ったサトウさんも例外ではなく……世界再編が始まる!世界線を越えていけ!!(ぉ
真坂木は…うん、楽しそうで何より。で、「貴方の気まぐれ」ってのが何なのかということだけど。
やっぱり神か!神なのか!?(マテ
まぁ真理だろうが、「 」だろうが、シュタインズゲートだろうが、なんでもいいが……デウス・エクス・マキナ!!(ぉ
「どんな邪悪なものにも、どんな悲惨なものにも、必ず人類をより良く導く為の意味がある」
はい、世界は自分の認識で幾らでも変わるということですね。精一杯頑張って生きろと(ぉ
■Cパート
目覚めた公麿の前に広がる世界は……日本の通貨がドルだと!?円は完全消滅デスカ!!(汗
う〜む、この世界であの記憶を持っているのは公麿だけなのかな。おそらくただ一人資格を持つアントレだろうし。
そして…羽奈日?保育しになってるの!?ヘタレ公麿声掛けられず(ぉ
「かつて想いを寄せた女性によく似た保母さんを見て、『あぁアイツも何所かで幸福な未来を取り戻せたかもしれないんだなぁ』などと感慨に耽っているところを真に恐縮です」
……ちょっ!真坂木だと!?なんでさぁ!!つか的確に心を読み過ぎですっ!!(爆笑
公麿が取り戻した未来であっても、未来が担保のミダス銀行にとっては、未来があるところには必ず存在するということですか!だよなぁ…どーみてもアレは神的存在だもんなぁ(汗
「担保となる未来は、最善とは比較にならないほどイッパイありますよ♪」
前の世界ほどの影響力はミダス銀行にはないようですね。でも『最善』ってどういうこと?
つか…その写真いつ写真とったのさ!?
あ…竹田崎がイミシンに売りつけたブツがコレなのか!(ナルホド
なかなかいい写真じゃないですか。やるじゃん竹田崎♪
┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛
やはり出たな神!“上の者”なんて言葉では誤魔化されないぞ!!(ぉ
極東真坂木さんはきっとコレまで何度も経験して、こんな事態がヤミツキになっているに違いない(マテ
どー見ても大どんでん返しなちゃぶ台返しをやって欲しくて仕方なかった感じだもんねぇ(ちょ
必殺の呪文……デウス・エクス・マキナ(苦笑
とりあえず……
最後まで、公麿側の主張は三國側の主張に対し意味付けが弱すぎました。まぁ仕方ないとは思います。
まぁ結局のところ考え方としてどっちが正しいということでもなく、どっちも必要なことなのですが。
公麿側に具体的対抗策が示されていれば、もっと感情移入もできたろうと思うけど……三國に対抗できるほどの具体策って難しいよねぇ(苦笑
まぁ結果的に、現在とか未来とそういった部分での対決というか対比よりも、三國と公麿(Qと真朱)の個人的感情部分での対比による対決になってしまったなぁと残念に思う次第。
現在とか未来という比べにくいものより、妹のためだったりまだ見ぬ血縁のためだったり分かりやすいから別にいいのですけど(ぉ でも残念。
でもまぁ結局のところ大きい事を言っても最後の決め手はそういう身近な所だったりするのも世の常ですしね(笑
ところで。
この新しい世界で公麿には知り合いって居るのでしょうか?
家とか親類縁者とか財産とか、はたまたこの世界の基礎知識とか……ねぇ?(苦笑
金融街も存在しているらしいけど、公麿はミダス銀行とどう付き合っていくのかも気になったり。
もしものときの抑止力となったりするのかしら?ソコまでの甲斐性はないかな??いやいやまだ見ぬ真朱のために動くかもしれないし(笑
なんにしても竹田崎GJでしたね♪
■総括
勿体無い!
この[ C ] という作品は、ただこの一言に尽きるのではないだろうか。
初回の感想で書いたけれど「この作品は当たりだ」と感じたことは間違っていなかったと今でも思う。大筋に関しては……だが。
全体として見た場合、テーマである『しょせん金は金か、それともそれ以上のものか』を軸として、ディール、人間関係、キャラ設定、金融街システム、経済……と、活かしきれればもっと、もっと!もっと!!面白くできる要素はたくさんあったと思うのだけど。
特に粗が目立ったのは、やはりストーリー展開だと感じました。必要であろう描写がバッサリとなかったことで、心情や事象の遷移が唐突になり、キャラへの感情移入が堰き止められ、作品と視聴者の一体感が崩壊したように思えます。
いち視聴者の立場からすると「2クールあれば……」トカ「もっと作り込んでいれば……」トカ思ってしまいますが、たぶんそういうことではないのでしょうね。だって作り手はプロなんですから……やはりもっとがんばりましょうとしか言えないです。
と、まずは批判的なことから書きましたが。
経済というものを堅苦しいカタチではなく、こういったファンタジーで描いてくれたことはとても面白い試みだったと思います。
実際に経済学者の方が監修されていたり、現実の問題と絡めていたり、経済用語をディールで技(コレは凄く咬み合ってたと思う)としてみたり……
ホントなんでも物語の題材として広げることができるのだなぁなんて、改めて感心したりもしました。
特にキャラクターは興味深いヤツラが揃っていたと思います。三國、Q、真朱、サトウさんはもちろんのこと、宣野座、竹田崎、江原先生、ある意味モブな酒巻だって興味深い存在だと思います。真坂木や井種田なんて言わずもがな。
え?公麿に羽奈日??もっとも掘り下げて感情移入させるべきでしたよねぇ……(ぉ
残された謎や救いのないように見えるアントレたち……こういう終わり方は個人的にはアリだと思います。
少なくとも幾つかの謎についてはヒントはあるわけで。他の謎は『知らなくていいこと』なのではないでしょうか。
アントレたちに救いのないこともリスクヘッジができていなかっただけのこと……なのかも知れないなぁなんて(笑
やっぱり[ C ] という作品は基本的に面白いと思うんですよ。だからスゴク勿体無くて仕方ない。
できれば別の媒体、コミカライズでもノベライズでもいいので、もっと練りこんで熟成させて改めて発表してもらいたいと思う。どう考えても再アニメ化なんて無理だし(コラ
この作品に関わった全てのキャスト・スタッフ・関係者の皆さまお疲れ様でした。
少なくともこの最終回は熱気を改めて感じさせる意気込みを垣間見ました。ありがとうございました。
http://blog.livedoor.jp/rin20064/archives/52192212.html