[ C ] THE MONEY OF SOUL AND POSSIBILITY【 CONTROL 】#07の視聴感想です。
過去。
家族。
現在。
認識。
未来。
今、この瞬間が全てなの。
■スタッフ
監督:中村健治/シリーズ構成:高木登/キャラクターデザイン:mebae/アニメーションキャラクターデザイン:橋本敬史/コンセプチュアルデザイン:さとうけいいち/副監督:松尾慎/演出協力:地岡公俊/美術監督:西俊樹/美術設定:谷内優穂/CGディレクター:サトウユーゾー/色彩設計:永井留美子/撮影監督:橋賢司/編集:西山茂/音楽:岩崎琢/音響監督:長崎行男/音響制作:マイルストーン音楽出版/アニメーション制作:竜の子プロダクション/製作:「C」製作委員会
■キャスト
余賀公麿:内山昂輝/真朱:戸松遥/三國壮一郎:細見大輔/Q:後藤沙緒里/真坂木:櫻井孝宏/生田羽奈日:牧野由依/井種田:三ツ矢雄二/ジェニファー・サトウ:浅野まゆみ
■OP
『マトリョーシカ』NICO Touches the Walls
■ED
『RPG』School Food Punishment
■Aパート
三國の過去から現在ですね。
デビュー間近の元ミュージシャンで、企業グループ会長御曹司で、秘書としてノウハウを叩き込まれていたとくれば、現在の軽妙な活動も理解できるというもの。
父親は『カネ』の意味と変化を経営者として、現実的に理解・利用していたようですね。ネットワークというとどうも電子的な意味に聞こえてしまうのだけど、要は裏と表のコネクション作りなわけですな。
入院した妹・貴子は『夢』を諦めた兄に寂しさを覚えたようですね。
どことなくQに似ている気がします。気のせいですかね?
そして、妹の容態は不安定となり治療するには渡米が必要と三國が手続きを始めると……
そんな時、何故このタイミングでという感じで会社が傾く!
公人としての立場を優先した判断で動く父親。結果的に妹は切り捨てられることになり……この時の三國は理解出来ない判断だったでしょうね。
しかし、もし個人として動いたらどれほどの人が路頭に迷ったことか。そしてその恨みを買った家族はどうなったでしょうか……(恐
父親の内心は、冷徹な決断だったのか、苦渋の決断だったのか……わかりませんね。これも『ノブレス・オブリージュ(持つ者の責任)』だったのかもしれません。
実情を洩らさぬ為に軟禁された三國が連れ出された先は病院。
容態が急変した貴子は三國に自分が感じていたことを伝える。
当たり前のように明日、来週、来月、来年と考えられる三国とは違い、自分には“現在”しかない。
この瞬間瞬間が全てであり、今、この時こそが永遠であって欲しいと――
なるほど。この時の貴子の言葉が三國の心を決定付けたのですね。
貴子はそのまま意識を失い眠り続けているようです。
心を閉ざし仕事に打ち込む反面、精神的に追い込まれた三國の前に現れたのが、やり手営業マンの真坂木。
『何故、今』『何故あの時に』『何故もっと早くに』という想いは当然ですね。その闇というか隙間に喰らい突いて来たと言えるのでしょう。
「ならば俺も弄んでやろう。この街を弄び、現実を守るために利用してやろう」
現実を守るという三國の想いは真実なのでしょう。しかし同時に、人の運命を弄ぶ『カネ』に対しての復讐ではないかと感じます。
三國がQを身体を張って守る姿は公麿と重なりますね。
アセットがアントレノ未来を体現したものなら……Qはもしかしたら貴子のあるはずだった姿なのかもね。
その時一瞬変化を起こした金融街中心部資産総額掲示板。
この膨大な金額が消し飛んだように見えたけど……(汗
■Bパート
真朱視点で公麿やいろいろなこと。
公麿はひどい言われようです(笑
でもやっぱ未来から生まれた存在だけあって、よ〜〜くわかってらっしゃるようで(苦笑
抜けていて、優柔不断で、追い込まれると自分の気持ちを優先する……冷静な分析ですなぁ。
決断しては迷い、迷っては決断する。
ディールに勝っても、負けた相手を思いまた迷う。
戦い続けるしかないのにそれでもず〜〜〜〜っと迷い続ける。
こういうタイプのアントレは金融街には少なく、アセットとの関係もあくまで資産にすぎずドライが通常。
人型だから対等に接しているのか……というわけでもなさそうで。
『アセットはアントレの失われた未来が形になったモノ』というけど、その仕組みはアセット自身も分からない。何がどうなったら公麿の未来が私自身なのか……
そんな公麿と真朱の関係。
風に飛ばされた髪飾りをテレながら付けてあげたり……絶対公麿はオンナノコ扱いしてますよね(苦笑
真朱もこういった関係がかなり気に入っているようで、間違いなく公麿との距離が縮んで居るように見えます。
食を気に入った真朱と共に入った屋台には以前戦ったアントレ・酒巻の姿が。
ディールが尾を曳いてる風でもなく、見た目に反してなかなか気さくな人だったんですね。
酒巻も公麿に期待を寄せる一人のようですが、彼自身詳しいことはあまり知らないようで特に情報なし!(残念
公麿の対戦相手っていい人が多いよなぁ。故にギルド所属初戦のアブナイ相手が気になるんですけどねぇ。
別のテーブルでは公麿と真朱をバカにするようなヤツラが。
しかも自分のアセットを甚振るような態度や軽蔑するような笑いを上げて……
真朱が自信持って言えること。
「この人と一緒にいてイヤじゃないってことだ」
アントレとアセットという関係を越えた何かを感じますね。
公麿が迷ってしまうのは、間違えたくないから。
他人への迷惑や期待を裏切ることがイヤで、突き詰めれば自分が傷付きたくないから。
だから…なかなか行動に移せないけれど……
まさかまさか!引き返して無礼なヤツラを打ん殴った!!(笑
まぁ返り討ちになったけど…頑張れオトコノコ!!(苦笑
脊髄反射でなく、熟考の末の殴るっていう選択がまたオモシロイですなぁ。
こういう思い掛けない回答も三國やサトウが気にするトコロなのかもね。
そして。
食の次は『キス』に興味を持った真朱ですよ!!(笑
アワテフタメキ対応に苦慮する公麿が面白すぎます。
それにしても好奇心旺盛な真朱が可愛すぎて困るわ〜♪
なんだかんだで互いに想い合っているのが真朱と公麿なんですね。
金融街からの帰り道。タクシーから見る景色はまた変わっていて……
コレまでとはどこか違う変化が怒っているようですが……
運転手・井種田は「気のせいだと思っていた方が気楽」だと高笑い!?
いったい何が起こっているんでしょうか……(汗(恐
そして、最後の最後に公麿が驚いたモノはイッタイなに!?
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――アントレの失われた未来が形になったものがアセット
いろいろ気になることはあるけれど、やはりコレが最大の興味でしょうかね。
三國の未来の担保であるQが妹・貴子と似ているように見えます。彼女が回復する未来が担保に取られたということなのなぁと。
だとすれば、彼女はまだ生きてはいるようですし、借り入れを返済できれば担保から開放されるということになるのか…しかし未来の借り入れって金額で幾らなんですか!?(汗
また、公麿の未来の担保である真朱はなんなのかというのも気になります。
もしかしたら、公麿には妹が居たんじゃないかと想像してみる。だけど、父の破産で娘という未来が回収され、当時の公麿の記憶からなくなってしまったのではないかと。
だからこそ、真朱は公麿のことが理解できるし、一緒に居ることがイヤではなく、安心するのではないかと。
まぁただの妄想ですが(ぉ
そしてもうひとつ。
三國が金融街で感じた異変と、公麿が現実で気が付いた変化。
何かが大きく変わる予兆はもう動き出しているようですね。
アントレの中でもどれだけの人間が気付いているのか…ただの人間のどれほどが飲み込まれているのか……
怖いですね……(汗
あ……
サトウさんが出なかったぁ!(ぉ
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