[ C ] THE MONEY OF SOUL AND POSSIBILITY【 CONTROL 】#05の視聴感想です。
はかる。
戦術。
戦略。
実力。
影響。
意味。
金に取り憑かれた人間に金を動かすことは出来ない。
■スタッフ
監督:中村健治/シリーズ構成:高木登/キャラクターデザイン:mebae/アニメーションキャラクターデザイン:橋本敬史/コンセプチュアルデザイン:さとうけいいち/副監督:松尾慎/演出協力:地岡公俊/美術監督:西俊樹/美術設定:谷内優穂/CGディレクター:サトウユーゾー/色彩設計:永井留美子/撮影監督:橋賢司/編集:西山茂/音楽:岩崎琢/音響監督:長崎行男/音響制作:マイルストーン音楽出版/アニメーション制作:竜の子プロダクション/製作:「C」製作委員会
■キャスト
余賀公麿:内山昂輝/真朱:戸松遥/三國壮一郎:細見大輔/Q:後藤沙緒里/真坂木:櫻井孝宏/生田羽奈日:牧野由依/井種田:三ツ矢雄二/ジェニファー・サトウ:浅野まゆみ
■OP
『マトリョーシカ』NICO Touches the Walls
■ED
『RPG』School Food Punishment
■Aパート
椋鳥ギルド構成メンバーの戦い!二人とも余裕ですね。
アセットもホントいろんなタイプがいるんだなぁと再認識しました。
「ディールをコントロールする……その為に必要なのは『はかる』力だ」
自分を誤差なく完璧に把握、相手の資産・知識・IQ・運動能力・あらゆることを。ここで『はかる』と言ったのがイミシンです。
ディールを、またその先までもを、計り、測り、量り、諮り、それらを秤に掛けて、図り、そして――謀る。
そんな風に感じたのは気のせいかなぁ。
アセットのことはまぁ真朱本人に訊くのが御尤も。三國に惹かれてる公麿に、真朱がなんかヤキモチ焼いてるッぽくて可愛いなぁ(笑
公麿は三國の教えを実戦で試すつもりらしい(ぇ
けど、初心者がそんな余裕ぶっこいていいんかいっ!(汗
どうやら椋鳥ギルドには毎月会費が振り込まれるっぽいですね。
これもギルドの運営資金になっているのでしょうけど、リアルに流れたミダスマネーの回収の意味もあるのかな?
実戦練習の公麿大ピンチ!自分が初心者だとまずは理解しようぜっ!!(汗
対戦相手の能力を理解してなかったっぽいですね。毎回真朱ポテンシャルに救われてる感じがします。
何はともあれ、僅差での勝利を目の前にして、真朱が突っ込んできたぁ!攻撃停止命令の隙を狙われて……逆転僅差負け(南無
実戦練習とか、僅差勝利とか、そもそもディール以前にこのペアにはやることがあるなぁ。絶対的コミュ不足!!
副総裁…だと……?
リアルでの三國はジェニファーの調査を軽く上回る力を持っているんじゃないか!?
つか、この世界の日本は実質財政破綻状態っぽい。それを支えているのが三國、そして彼が率いる椋鳥ギルドってことになるのかしら!?(ぇ
ある意味、三國は国さえも手中に収めようとしているってこと…なのか……?(激汗
他人の不幸は蜜の味〜ってことで意種田が嬉しそうです。
ディールの負けで公麿が取られた担保は……身をもって体験ですよ。
自分の周囲での変化は?とはいえ、どれが変化なのか証明するのは難しいですよね。おばさんの入院も、大学での補講も……
一見良いことに思える羽奈日の母校への実習というのも本当に良いことなのか分からないし。
つか、羽奈日のことは最後かよ!羽奈日へのその感情は……それが取られた担保だったんじゃないのか!?(汗
こんなにも空いた車両でその内緒話は見る人が見たら怪しすぎます(笑
ジェニファーは別組織の人間と情報交換してるっぽいですね。やはりIMFの対応に疑問を持った故の行動なのかしら?
まぁ真朱の怒りは御尤もだと思います。絶対的に必要なのはコミニュケーションですね。
前2戦共がイチかバチかのギリギリ勝利だったのに、イキナリ高度な戦術でのディールだなんて思うはずもない。
つか、だからこそ前もって話し合わなきゃいけないのに、それさえも思いついていないのだからディールの現実をまだ実感出来ていないのかもしれないなぁ。
とはいえ。
アセットである真朱は、アントレである『人間』というものが分からない様子。
食事を知らず、ディールのときも『気分』という言葉に疑問を浮かべてた。偶然の「あ〜ん」の公麿の反応もワケワカランだろうね(苦笑
ところで、アセットの真朱はリアルのモノを食せるのですか?
Qがミダスマネーを食べてたことってこれとはまた別の意味なのかしら??かしら???
■Bパート
前回、三國と戦った菊池翁のディールは、ドッチが勝っても現実への影響は計り知れない。
公麿はいつのまにやら三國だけでなくギルドの幹部とも顔なじみになっているみたいですね。
っていうか、竹田崎は情報屋だけでなくギルドの交渉役もやっているのね。というより何でも屋なのかな?(ぇ
ということで、まさかまさかの菊池翁ズタボロのままに相手も道連れですか!?(汗
このディールの結果は現実世界でトンでもないことに……
横領疑惑に、新薬の不正、連鎖倒産に、一千億規模の経済的損失、新薬開発頓挫等など。分かりやすく言えば1万人が路頭に迷い未来を失うという(汗
解説してくれた講師・江原は不幸の真っ只中…子供を奪われただけでなく、妻も家を出て行き、感じていた幸せは幻のように……
なんとなく、金融街での破産は死ぬまで…否、死んでも未来を奪われ続ける気がしてきましたよ(無間地獄
おぉ!?真朱がカップめんを食ってるぅ!アセットでも食えたんだね(吃驚
でも容赦なく公麿の戦略にダメダシです。よっぽど真朱の方が戦いの現実を理解してるっぽいわ(笑
そこに竹田崎が気になっているであろう情報を売りに来た。
直ぐ判明する事実でも売れるトコに売って儲けるんですね。まぁ公麿と三國の関係に興味深々なのでしょうけど。
巨額負債を抱えた芭蕉製薬を買い取った外資系FEファーマの実質経営者は三國であること。
これで現実社会への影響は最小限になるというが……結局得しているのは三國なんだよねぇ(悩
椋鳥ギルドに集まったミダスマネーを使いディールの影響を最小限に抑え、そして何れ金融街も治めると三國は言い切る。
「何故そこまでやるのか」という公麿の素朴な問いに「キミが代わりにやってくれるか?」と聞き返した三國の真意はなんだろう?
金融街という現実の存在しないはずの、異様な、確かに現実に存在する事実。否定できない圧倒的現実。
それはもうどうしようもない程に現実を侵食している。防ぐことが出来ないのなら共存しながらコントロールすればいい。
専守防衛のような受動的対応ではなく、積極的に利用し運用し、現実と金融街の双方に利益を齎すバランスを取る。
悪貨と分かっていてももう日本の…世界の経済はどうにもならない所ま来てしまっているということですかね。
前回は金融街を見渡す場所に立ち、今回は東京を見見下ろす場所に招かれた公麿。潔癖は正しいことではなく、正義が生き易い世界となるわけでもない。三國の言葉は現実を受け入れた大人の考えなのでしょうが……
何故公麿なのかギルドの幹部が不思議に思うのは当然よね(苦笑
「金に取り憑かれた人間に金を動かすことは出来ない」
まぁ冷静な判断は駅なくなるでしょうね。利に拘ってしまうでしょうし……
しかも三國に「道楽」と言われてしまってはこれ以上何も言えないわなぁ。
ジェニファーは悪化の一途を辿る現状に、再三の具申をしても意味を成さず。
どうやら、かなり上の方で思惑が交差しているみたい。所詮は権力者の駒に過ぎない機関なのかねぇ。
公麿はとうとうギルドの正式メンバーに登録されちゃったみたいです。
しかもギルド内不穏分子とのディールって……ダイジョブなのかしら(汗
何気に三國さんシビアです。この程度でヤられたらそれまでのこと。リアルへの影響も微々たるモノとドライっす!
でも、その通りなのよね(苦笑
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とりあえず「詰め込んだなぁ……」という印象が残った今回。
自分は視聴しながら大まかな粗筋や台詞、印象、疑問等をキーボードを叩いてメモってるのだけど、なんせおっつかない(苦笑
それに各シーンの繋がりが箇条書き的でプツッて感じを受けたんですよね。まぁよく取れば無駄を省いて『潔い』のかも知れないけど(ぇ
三國が公麿に金融街とミダスマネーについて語っていたとき
『白河の 清きに魚も住みかねて もとの濁りの 田沼恋しき』
なんて川柳もあったなぁと、ふと頭を過ぎったりしましたですよ(笑
でも『悪貨は良貨を駆逐する』なんてことも言うわけで。
濁り切った河には住みかねるどころか、死んでしまう可能性だってあるんですよね。
貨幣価値は所詮『信用』でのみ成り立っているわけです。
物々交換から、多くの人が価値を認める金銀宝石貴金属、金貨や銀貨といったそのものに価値のある貨幣、国という最大の信用を背景とした大量生産可能な金属と紙の貨幣、そして今や物ですらないただのデータとしてのおカネ。
ただのデータとなったおカネは信用こそ全てであるのに、ミダスカードによる命の数字は、ミダスマネーという誰も気付かない悪貨になり、命の価値をなくしたまま世界をめぐり、信用を壊していく。
貨幣でさえなくなったデータとしてのおカネの中にどれほどミダスマネーが含まれているのか、それを見破れる人がいるのでしょうか?ミダスマネーを見ることができるアントレでも分からないのではないかと思うのだけど……
そうなったとき『モノの価値』というものが改めて問われる気がします。