魔法少女まどか☆マギカ#11の視聴感想です。
因果。
希望。
条理。
感情。
戦闘。
覚悟。
みんな大事で絶対に守らなきゃいけないから……
■スタッフ
原作:Magica Quartet/監督:新房昭之/脚本:虚淵玄(ニトロプラス)/キャラクター原案:蒼樹うめ/キャラクターデザイン:岸田隆宏/シリーズディレクター:宮本幸裕/総作画監督:谷口淳一郎・高橋美香/アクションディレクター:阿部 望・神谷智大/プロダクションデザイン:劇団イヌカレー/レイアウト設計:牧孝雄/美術監督:稲葉邦彦/美術設定:大原盛仁/色彩設計:日比野仁・滝沢いづみ/ビジュアルエフェクト:酒井基/撮影監督:江藤慎一郎/編集:松原理恵/音響監督:鶴岡陽太/音響制作:楽音舎/音楽:梶浦由記/アニメーション制作:シャフト/
■キャスト
鹿目まどか:悠木碧/暁美ほむら:斎藤千和/巴マミ:水橋かおり/美樹さやか:喜多村英梨/キュゥべえ:加藤英美里/佐倉杏子:野中藍/
■OP
『コネクト』ClariS
■ED
『Magia』Kalafina
■アバン
直接的には9話の続きという感じなのかな。10話はほむらの刹那な回想というところか。
淫Qβはほむらを“過去の可能性を切り替えることで幾多の平行世界を横断し望む結末を求める時間遡航者”と断定。
このことで淫Qβはまどかの異常なまでの魔力の大きさについて仮説を立てる。魔法少女の潜在能力は背負った因果によって決定される。すなわち、ほむらの時間遡航の副作用として、螺旋状に束ねられた平行世界の中心軸となったまどかへと絡まるはずのなかった因果線が連結し強力な魔法係数を持つようになった。
「お手柄だよ、ほむら!キミがまどかを最強の魔法少女に育ててくれたんだ♪」
なんという皮肉かっ!ただまどかを助けたかったほむらの行為が、こんなにも残酷な運命を導くなんて!!(汗
まさにまどかは名前の通りに因果の事象の『要』となっていたんですね。螺旋というより扇の形が近いような気がしますけど。
そういえば10話の回想でもまどかが最強の魔女的イメージで描かれたのは途中からでしたね。
もしかしたら、ほむらに時間遡航能力を与えた淫Qβは、この可能性も視野に入れて能力を授けたのかもしれませんね。
■Aパート
さやかの遺体は発見されてしまいましたか…杏子もいなくなってしまったからなぁ……
現実的には急性心不全とかそういう扱いになっちゃうんだろうね。死因らしい死因はないはずだし……
葬儀から戻ったまどかにママさんは“さやかの死”について訊ねるけれど…まどかが真相を言えるはずもなく……
きっとママさんは具体的なことは分からずともまどかの異変を感じ取っているんだろうね。さやかの死にも関わりがあることを……
さやかと杏子に想いを馳せるまどかの元へ現れた淫Qβ。
そして二人の犠牲を『家畜』を例に懇切丁寧に解説してくれたわっ!人類はまがりなりにも知性体ということで家畜扱いはせず譲歩しているとのたまいやがる!(汗
その証拠として有史以前からの淫Qβと人類の関わりをご教授してくださいました。その画の中には歴史に大きく関わっただろう少女たちが幾人も……
「祈りから始まり、呪いで終る……これまで数多の魔法少女達が繰り返してきたサイクルさ」
でもそのサイクルを生み出したのは間違いなく淫Qβたちだよね?まるで神のような立場で奇跡をエサに人類に介入してエネルギーを搾取する。
「どんな希望も、それら条理にそぐわないものである限り、必ず何らかの歪みを生み出すことになる。やがてそこから災厄を生じるのは当然の摂理だ。
そんな当たり前の結末を裏切りというのなら、そもそも願い事なんてすること事態間違いなのさ」
意図的に奇跡という不条理を押し付けて、利用することは詐欺行為ではないのかしら?かしら?
真っ当なことを言っているようで、ネタバレしたからって正論をいきなり付き付けてくるあたり、騙される方が悪いと言い放っているようにしか思えないが。
まぁたしかに奇跡のバーゲンセールなんてある訳ないし、真理を捻じ曲げれば世界からしっぺ返しを喰らうのは当然だろうけど!
「ボクたちの文明では、感情という現象は極めて希な精神疾患でしかなかった」
なるほど。多くの魔法少女達の苦しみなど理解できなくても当然か。個体よりも全体に全重を置く生命体である限り理解できるはずもない。
人類だって例えば「恋愛感情は麻疹のようなもの」とバッサリ切り捨てることなんて多々あるわけだし(え
結局のところ感情に支配された人類の繁栄は淫Qβという神の介入によるところだということかいっ!
ママさんと先生って友人関係だったんかいっ!(えー
先生によると、どうやらさやかの死だけでなく、マミの行方についても学校では問題になっていたようです。存在をなかったことにされてないだけマシか(ぉ
そして恋のライバルであり友人だった仁美もさやかの死でショックを受けたようで……自分の責任と思い込むのは当然だよなぁ。
ママさんもまどかの本音が見えなくて悩んでしまっております。こんな事態でなければまどかの成長を感じることでもあるはずだけど…事態が事態だからねぇ……
異変を感じつつも問い詰めないところが優しさでもあるのだろうけど。魔法少女関連ではママさんの行為は全て裏目になっちゃってる感じですね。
それにしても…ママさんはパパさんと話し合ったりしてないのかしら?かしら?パパさんが空気過ぎて……(笑
ほむら宅を訪ねたまどか。それにしてもほむら宅は不思議空間よね(笑
ワルプルギスの夜は具現化しただけで何千人もの犠牲者が出るほど強大な魔女。ほむらは、まどかを戦わせない為に、杏子の力も必要なかったと言うけれど…それウソ!絶対嘘だから!!(哀
「だって……だって私はまどかと違う時間を生きているんだもの!」
まっすぐと心を見透かすまどかに、ほむらはとうとう感情を抑えきれずに叫び、涙し、抱き締めてしまう……
■Bパート
突然のことに戸惑うまどかにほむらは全てを語りだす……
何度もまどかの死を見てきたこと、何度も助けようとしてきたこと、何度も運命を変えようとしてきたこと、何度もやり直してきたこと……何度も何度も何度も!!
だけど…繰り返せば繰り返すほどに、ズレていく時間、擦れ違う気持ち、通じない言葉……
それでも…まどかを救うという最初の気持ち。たったひとつの願い。たったひとつの奇跡を求めて……
「今となっては、たったひとつ最後に残った道標。
解らなくてもいい…何も伝わらなくてもいい……
それでもどうか…お願いだから!貴女を私に守らせて……!!」
魔法少女となったほむらに残された『まどかを救う』というたったひとつの希望。
でも希望とは……邪悪が詰め込まれた箱に封じられたモノ。それは光輝く悪意か、それとも奇跡の善意なのか……
その夜……スーパーセル(超絶嵐の原因ね)が発生し街は非常事態と化し避難指示が!!
それはワルプルギスの夜の前兆…無人となった街でほむらは、ただ一人立ち向かう!まどかを今度こそ守るために!!
侵食して来るいぬカレー劇場開幕!荒れ狂う猛威の襲来!!凛と見据えたほむら、一糸纏わぬ純潔の変身!出撃!!………って、地震速報のバカヤローーー!!(涙
アンリミテッドバズーカワークス&ザ・ワールドのコンボでいきなりの最大火力発動かっ!!(唖然
さすが経験値が違うね!戦力の逐次投入ではなく、一気に決める容赦ない可能な限りの総攻撃!!
それにしてもほむらさん。これらの武装ドコからてに入れたデスカ?!武装の種類はきっと何処かのミリオタさんが解説してくれるよね(笑
し…しかし……タンクローリーミサイルとかセンサー式連鎖爆弾&プラント爆破とかマジで容赦ないっ!!(激汗
圧倒的連続攻撃で炎の中に沈んだ魔女。勝利を確信したその時……
一陣の闇がほむらを襲う!闇は黒い幼女と化し耳障りな笑い声を!!
あの攻撃をモノともしないなんて……ワルプルギスの夜って別次元過ぎるっ!!(汗
ほむらのことが気になって仕方ないまどか。
確かに今更淫Qβが何を言っても信じることはできるはずもないので、淫Qβの言うように自分の目で確かめるしかないという、淫Qβの言葉通りに動かざるを得ない皮肉(ぉ
ほむらが戦い続ける理由をまどかに問われた淫Qβを見ていると、確かにコイツは善も悪もなくただ目的の為に効率のいい方法を取っているに過ぎないと感じますね。
僅かな希望の為に時間遡航を繰り返すほむらはエネルギー回収効率のいい道具に過ぎなくなってますからね。その言葉には優しさも哀れみも悲哀もなくただ推測される事実を告げるのみ。
「もはや今の彼女にとって、立ち止まることと諦めることは同義だ」
まどかへの想いを諦めた瞬間、ほむらを待ち受けるのはグリーフシードと化し魔女となる運命。もう選択肢はなくただ希望を目指して戦うしかない。
哀しい魔法少女の過酷な運命に嗚咽を堪え何かを意に決したまどかは……一歩を踏み出す!!
その腕を取り引き止めたのは……ママさん!最後に乗り越えるべき壁はやはり親ですか。
常識の範囲で叱りつけるママさんだけど…全く持ってその通りだけど……まどかが巻き込まれているのは非常識な世界なのよね。
命の大切さ、人との関わり、絆、全てを理解した上でまどかが出した結論。もう何があっても挫けない覚悟!
「みんな大事で、絶対に守らなきゃいけないから……
そのためにも私今すぐ行かなきゃならないところがあるの!」
どんな言葉ももうまどかの覚悟を変えることは出来ない。正しいと信じる我が子を……文字通り背中を押して送り出すママさん!
ママさん自身もこの瞬間にどれだけの覚悟を決めたのだろう……きっと最悪の展開も頭を過ぎったに違いないのに!!
まどかを守るために必死に戦い続けるほむら!
しかしワルプルギスの夜の侵攻を足止めすることさえ出来ない!
武器も底を尽き、その一瞬の隙がほむらの体の自由を奪うことに!
また勝てないことを悟り、再び過去への扉を開こうとしたとき、頭を過ぎるのは……
「繰り返せば、それだけまどかの因果が増える…私がやってきたことは結局――」
ほむらの心は折れかけ、希望が絶望に反転しそうとなり、哀しみがほむらを包み込むとソウルジェムが闇へと染まり始め……
自分のしていることが結局まどかを苦しめることに繋がると知ってしまったが故に動けなくなってしまう。ホントに呪いのような真実だよなぁ……
その時!手を取る暖かいぬくもりが!!
「もういい…もういいんだよ、ほむらちゃん」
「……まどか?……まさか!!」
「ほむらちゃん…………ゴメンね」
淫Qβと共に現れたまどかは魔法少女になろうとしている?
ほむらの想い、魔法少女達の想い、それらを知った上でのその真意は!?
すっげー気になる引きじゃないかっ!!
■予告
イラスト『ブリキ』
希望は間違いじゃない!
何度だって違うって言い返せる!!
こんな嬉し恥ずかしはにかんだ5人の活躍するアナザーが見たいよ!!
┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛
え〜と…今回示された謎は『白い液体の正体』と『大地がテキーラを変えた理由』ですね!(マテ
それはそれてして。
約1ヶ月待ちに待った魔まマはやっぱり面白い!
いろいろと考えさせられる怒涛の展開の連続だった訳だけど、例えばさやかの死やマミの行方不明、仁美のその後、学校での扱い、家族の関わり、ほむらの想い、まどかの魔力……といろいろな部分に一定のアンサーが出て大分スッキリとしてきたように思う。謎的にも展開的にもね。
兎に角、淫Qβはやはり善悪の価値観とは無縁の生物だということですね。ヤツに関しては割り切らないとダメだな(汗
まぁ細かい感想は上で書いたので、ここで特に書くこともないと思う。
とりあえず、展開として大方で予想されるラインには、やはり向いそうもないう感じでしょうか。
あの最後のまどかの気になる引きは、1週間後の放送だったら気になって仕方ないだろうけど、コレ連続放送なのよね(ぉ
出来れば今日・明日にでも感想を上げると思いますので。
最終話#12【わたしの、最高の友達】の感想を書き上げました。
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http://haruhiism.blogism.jp/archives/52109337.html
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