君に届け 2ND SEASON#08の視聴感想です。
届け!
届け!
届け!
届け!
君に届け!!
■スタッフ
原作:椎名軽穂(集英社「別冊マーガレット」連載)/シリーズ構成:金春智子/キャラクターデザイン・総作画監督:柴田由香/小物設定:長谷川ひとみ、佐藤仁実/色彩設計:佐藤真由美、広瀬いづみ/美術監督:竹田悠介、岡本春美/美術設定:加藤 浩・成田偉保・加藤朋則/3D監督:佐藤 敦/特殊効果:村上正博/撮影監督:田中宏侍/編集:今井大介/音響監督:山田知明/音楽:S.E.N.S. Project/副監督:長沼範裕/監督:鏑木ひろ/アニメーション制作:プロダクション I.G/製作著作:日本テレビ/D.N.ドリームパートナーズ、バップ、 集英社、プロダクション I.G/
■キャスト
黒沼爽子:能登麻美子/風早翔太:浪川大輔/矢野あやね:沢城みゆき/吉田千鶴:三瓶由布子/真田龍:中村悠一/胡桃沢梅:平野綾/三浦健人:宮野真守/
■OP
『爽風』タニザワトモフミ(アルバム「日本に落ちてきた男」収録曲)
■ED
『君に届け...』MAY'S
■Aパート
学校祭を間近に控え着々と準備が整いつつある爽子のクラス。
何故か興味のなかったピンがいきなり燃えてるのかと思えば…すし賭けやがったか!!(笑
「翔太なんか、お前が思ってるような立派な人間じゃねーから、やめちまえやめちまえ〜(ガッハッハッハ」
またピンがさらっと爽子の間違いを指摘しちゃうからなぁ。爽子が風早くんを天上人と感じてる限りダメなんだよね。
一方、風早くんもピンに言われた「諦める」という言葉の真意に悩んでおりまして。
気が付けば爽子を目で追い、気が付けば自分のことで精一杯。こんな状態じゃ爽子の何も諦められるはずもなく、もし諦めてしまえば心を『鈍感』にせざるを得ない。それは気に掛けてくれる人たちへの裏切りに他ならないものね。
それに、これまで爽子の『鈍感』をまっすぐに打ち破ってきた風早くんが選んじゃいけない選択でもあるはず。
爽子が改めて思う風早くんを好きになった理由。
彼が立派だからじゃない。では、どうして?いつから?こんなにも心を占めるのか……
自分の想いを見詰め直す二人の心を表すように『爽風』が盛り上げてくれますですよ♪
残り少ない学校祭までの日々が瞬く間に過ぎて行く……
学校祭3日前にはちづの誕生日会まであったりして。ある意味壮行会的ノリでもあるんだろうな(笑
龍が走り込みの途中を装って、ちづにプレゼントを渡すのがまたイイじゃないかっ!ふと、龍の誕生日のヤキモキな出来事を思い出しちゃったよ。そろそろ龍とちづの仲ももう一歩進んで欲しいなぁ。
爽子の宝箱の中は風早くんとの思い出ばかりじゃないかっ!風早くんから貰った御神籤には『恋愛 愛を捧げよ倖せあり』と。たしか爽子が引いた御神籤には『今の人が最上』でしたよねぇ。
■Bパート
ついに学校祭始まるっ!各所で出し物の呼び込みが響き渡り賑やかに!
そんな中で異彩を放つ一角が…そう!『貞子の黒魔術カフェ』だぁ!!(えー
うわぁ…闇のオーラを纏う真剣な相談がっ!この声で「人を呪わば穴ふたつ」とか言われると地獄に流されそうですっ!(汗
こりゃピンでなくともビビリますからっ!恋の情念は恐ろしい!!こんな呼び込みは地蔵な龍にしか出来ないわっ!!!(マテ
しか〜〜〜しっ!部屋から出てきた相談者は光を纏いハッピーに!?凄過ぎるぜ爽子っ!魔女を装った天使がここに降臨なされておりますですよっ!!(ぉ
この黒魔術相談も爽子にはプラスに作用してますね。
いろいろな人の心の内を知ることで、爽子自身が溜め込んでいた感情は極自然のモノだと理解できたよう。
そして、目の当たりにした自分の恋に一生懸命な相談者の姿に、自分は大事な想いの為に何をしてきたのかと感じ始めたり。
そこに現れたのはケントっ!何をしに来たのかと思えば……
「俺には、風早にだけ壁があるように見えたんだよ。クラスのみんなには作ってない壁をさ」
経緯を知らなかったが故の誤解からのケントの厚意は結果爽子を傷付けてしまったけど、経緯を知った今このときのアドバイスは非常に心強いですね。
でもやはりケントは爽子にただの博愛主義な厚意ではなく、オンナノコとしての好意を感じ始めていたよう。そこを抑えて背中を押したキミに乾杯!
ケントに言われた『壁』を爽子は改めて考える……
思い返せばここのところずっとおどおどしていた自分……
暫く風早くんの笑顔を見ていない。そう『初めて会ったときのような笑顔』をずっと……
「思っていることを言ったとき、何時だって風早くんは100%で応えてくれたのに」
ここでケントは初めて風早くんの爽子への真摯な想いに触れたんでしょうね。
「何時も一人で頑張って、何とかしてしまう黒沼に、憧れていたのはきっと……俺の方だ」
その影にはいつも風早くんがいたわけなんだけどね。直接手を貸さなくてもそこにいたことが、爽子にとってどれだけの勇気になったことか。
風早くんの想いはケントが考えているよりもとても深く大きくて。この二人の間に入り込む余地なんてどこにもないと痛感したんじゃないかなぁ。
「爽子!黒沼“爽子”だよ!」
未だに小ばかにするように『貞子』と呼ぶヤツは許せないのでしょうね。
クラスメイトはまだ親愛を込めた貞子だけにまだしも(苦笑
風早くんが呼んだ『爽子』という力強い言葉に爽子の心が揺らめき煌きだす!
「(神様みたいな人だと思った……
明るくて、爽やかで、クラスの中心で、尊敬して、憧れで……
だけど、私の好きになった風早くんは、いつだってただの一人のオトコノコで……)
……いいや、もういい。風早くんが誰を好きでも、もういい!」
恋する乙女のヒタムキスイッチが入ったぁっ!やのちんやちづが置いてけ堀を食うほどの恋のチカラが爽子を突き動かす!!
それをすかさず見て取って龍が風早の居所をフォローするとはなかなかニクイ!そこは恋に悩めるもの同士!そして親友の為だネ!!(笑
恋にひた走り始めた爽子と柱を影にしながら擦れ違う恋に破れたくるみちゃんの対比がまた……ね。
くるみちゃんの内心はフクザツだろうね。想い人は渡したくない。ライバルには挫けて欲しくない。風早じゃなきゃ認めない。爽子じゃなきゃ認めない。二人でなきゃ認められない。大好きになってしまった二人だから……
やのちんとちづにもくるみちゃんを敵視する関係から一歩進んで欲しいなぁ……
もうトマラナイこの想い!
心に溢れ出すキミへの想い!!
ひたすらキミの元へ駆け抜ける!!!
「(伝えたい…私の気持ち全部!届いて欲しい!!
……届け!………届け!!…………届け!!!)」
今、その想いのシンクロ率は天元突破しているのは間違いない!
どれだけの視聴者がそれを望んでいたことかっ!こんどこそ!!君に届け!!!
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やっと…やっと……やっと!ここまで来ましたよ!!
爽子が風早くんを天上人ではなく、一人のオトコノコなのだと気付いてくれました。
そこを理解できたらあとはダムが決壊するように、漏れ出した想いはジワジワ滲み出し、穴を穿ち、怒涛の勢いで溢れ出しました!
もうこの想いの勢いは誰にも止められない、止まらない、止められる筈もない!!
あとは爽子のこの想いを誤解なく風早くんに届けられるかです。風早くんも誤解なく受け取って!!お願いだからっ!!
なんにせよ、爽子が自分の恋心を相手に届けるには、これまでの紆余曲折が必要だったのでしょう。もちろん風早くんにとってもね。
くるみちゃんの意地悪も、お互いのの擦れ違いも、さまざまな葛藤も悩みも、イロイロな出来事が伝える為には不可欠だったのだと思えます。
まぁケントのアレは、今考えてもハプニング以外の何物でもない様な気がしますけど。でも今回を見る限り結果的にプラスに働いたと考えていいのかな(苦笑
兎にも角にも。
もうこの二人のことは次回まで、ドキドキワクワクキュンキュンしながら待つ他ないでしょう♪
ちと残念だったのはちづの誕生日会のことかな。
原作での描写はどうなのか知らないけど、やっぱりちゃんと見てみたかったのが正直なところ。
クラスメイトとワイワイな姿も見たいけど、やっぱり龍とちづのそれぞれの心の動きを見たかった。
あの龍がちづの為に誕生日プレゼントのミサンガ(かな?)を選んでる姿とか見たいじゃないですか!(ぉ
それにプレゼントを貰った後のちづの過ごし方とか。きっと無意識の内に気分上々になってたにちまいないんだ(笑
あ、忘れるところだった。
今回は作中でのOP曲『爽風』の使われ方や爽子の溢れる想いからED曲『君に届け...』に繋げたりと、テーマ曲を見事に使いこなしてくれたと思う。
キャラクターの想いと視聴者の思い、テーマ曲のイメージが、台詞で語られるよりも相乗効果を伴って伝わってきたように感じました。
もしかして、今回って神回と思っていいんじゃね?(笑
http://blog.livedoor.jp/koubow20053/archives/51705104.html
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