魔法少女まどか☆マギカ#08の視聴感想です。
狂乱。
暗黒面。
揺らぐ信念。
心からの叫び。
魔女化。
やがて魔女となるキミ達のことは……
■スタッフ
原作:Magica Quartet/監督:新房昭之/脚本:虚淵玄(ニトロプラス)/キャラクター原案:蒼樹うめ/キャラクターデザイン:岸田隆宏/シリーズディレクター:宮本幸裕/総作画監督:谷口淳一郎・高橋美香/アクションディレクター:阿部 望・神谷智大/プロダクションデザイン:劇団イヌカレー/レイアウト設計:牧孝雄/美術監督:稲葉邦彦/美術設定:大原盛仁/色彩設計:日比野仁・滝沢いづみ/ビジュアルエフェクト:酒井基/撮影監督:江藤慎一郎/編集:松原理恵/音響監督:鶴岡陽太/音響制作:楽音舎/音楽:梶浦由記/アニメーション制作:シャフト/
■キャスト
鹿目まどか:悠木碧/暁美ほむら:斎藤千和/巴マミ:水橋かおり/美樹さやか:喜多村英梨/キュゥべえ:加藤英美里/
■OP
『コネクト』ClariS
■ED
『Magia』Kalafina
■アバン
バーサクさやか、狂笑のままに魔女を打ち倒すけど……
「やり方さえ分かっちゃえば簡単なもんだね。これなら負ける気がしないよ」
杏子の想いを曲解し魔女が残したグリーフシードまで投げ渡すとは……(汗
これだけ無茶な戦いをすればソウルジェムの澱みはハンパないだろうに!
体力消耗激しく満身創痍で一人で歩くことも出来ないじゃないかっ!!
「……あのバカ!」
ホントだよ!このままフォースの暗黒面に堕ちていってしまうのか!?(汗
■Aパート
激しい雨がまるで二人の涙のようですね……
「さやかちゃん…あんな戦い方、ないよ……
痛くないなんて嘘だよ…見てるだけで痛かったもん……
感じないから傷付いてもいいなんて、そんなのダメだよ……」
まじで見てる方も痛かったですよぉ。あれじゃさやか自身の身体の傷は治っても、心はどう考えてもズタボロですってばぁ……
でも心配するまどかのすべての言葉は、今のさやかには逆撫でにしかならず非難する言葉が次々と。
「だったらアンタが戦ってよ!」
「アタシの為に何かしようっていうなら、まずあたしと同じ立場になってみなさいよ!」
さやか自身、自分の行動経過全てを棚上げした八つ当たりだと分かっているだけに、発する言葉がまどかだけでなく自分の心までもを更に傷付けているんですよね。
キュゥべえがさやかに付いて回るようになってからの搦め手な布石が、さやかを通してまどかを追い詰めますなぁ。全くもって見事な手管だと言わざるを得ないわ(汗
そして更に濁りを増すソウルジェム。どうやら魔力消耗だけでなく心の在り様にも澱みは左右されるようですね。
魔女や使い魔から街を守り続けていたマミさんはどれだけ強く高潔であり続けたか分かるってもんですなぁ。
ほむら宅でワルプルギスの夜対策会議で〜す。
つか、ちゃんと自宅あったのね。内部がどこか異空間的だなぁなんて(え
杏子が言うようにほむらの手の内はもうちょっと知りたいところだけど……
ドコからともなく現れたソイツにだけは明かしちゃいけねぇ!キュゥべえっ家宅不法侵入だぞっ!!(ぉ
わざわざさやかのことを報せに来たのって、ホントは推量を確認しに来たんじゃないか?それにこのマズイ状況を楽しんでいるようでもある!(えー
「彼女のソウルジェムは穢れを溜め込みすぎたのよ。
早く浄化しないと、取り返しの付かないことになる」
ソウルジェムは変身アイテムではなく、魂そのものだったのですからその危険性は当然ですね。
穢れが臨界を越え澱みきってしまったとき何が起こるのか…あまりにも不吉だってばよ……(汗
仁美は上条くんと一緒に下校!?(マジデカ!
さやかはまどかと別れたまま帰っていないようで…って、一緒の姿を見てる!見てるよっ!!心が闇に染まっていくぅ!!!(トメラレナイトマラナイ!
でもさぁ。仁美と上條くんの会話が何を話しているのか分からないのがまた…ねぇ……
正直、上條くんへの個人的好感度は低いので、どちらとも付き合って欲しくないのである(え
楽しげな二人の姿を振り払うように戦うバーサクさやか(汗
限界間近のさやかの前にほむらが現れソウルジェム浄化を説得するけど……やっぱムリかっ!
マミさんを崇拝するあまりほむらへの信頼度ゼロだもんなぁ。それにセイギノミカタで在り続けようとする虚勢と方向を見失った正義感と頑なな性格が見事な負の連鎖になっている感じ。
でもハッキリ言ってこれって緩慢な自殺よね。なのに『他人の為』なんて言い訳して欲しくないな。
ほむらの本心の表層を見透かしたさやかだけど、まさかここでまどかの名が出るとは思わなかったろうね。
それにしても聞き分けのないさやかを『まどかを悲しませる』からとほむらが手を掛けようとするとは思わなかったわっ!
とことん自分が悪者になってもまどかにだけは平穏な日常に留まって欲しいんですね。そこまでほむらを突き動かす理由を早く知りたいですね。
そんなほむらの暴走を杏子が駆けつけ取り押さえるっ!杏子のいい人化が止まらないねっ!好感度上昇率最高ですよ♪
■Bパート
あてどなく電車に揺られ続けるさやか…そこに聞こえてくるチンピラの話声……
女を食い物にしながらヘラヘラと自論を展開するヤツラ……
そんな女性たちと自分が重なって……
「ねぇ…この世界って護る価値あるの?
あたし、何のために戦っていの?教えてよ!
今すぐアンタが教えてよ!でないとアタシ……」
何を護るはずだったのか…守る価値なんてあるのか……さやかの存在意義が揺らいだとき肉体に侵食が!
その後、クソヤロー共がどうなったのかは想像に難くないな……(暗闇
さやかを捜し彷徨うまどかの前に現れたキュゥべえ。ここぞとばかりに勧誘攻勢!
不安定な心を擽る甘い言葉。罪悪感に付け込み、才能を持ち上げ、可能性を示し、優しさを利用する!
「現実は随分と違ったね。まどか、キミは万能の神にだってなれるかもしれないよ」
さやかを元の身体に戻す為に『同じ立場』の魔法少女になろうとまどかが決心した瞬間!時が止まる!!
……キュゥべえ、まさかの蜂の巣状態!?ほむらがとうとう殺りやがった!!
まどかへと静かな怒りを湛えるほむら……
「貴女は…なんで貴女はいつだって、そうやって自分を犠牲にして!
役に立たないとか…意味がないとか……勝手に自分を粗末にしないで!
貴女を大切に想う人のことも考えて!!
いい加減にしてよ!
貴女を失えば、それを悲しむ人がいるって、どうしてそれに気付かないの!!
貴女を護ろうとしていたひとはどうなるの!?」
自分を必要以上に卑下することは、そんな自分を信じてくれる人も同時に卑下することに……最近似たようなこと書いた気がするなぁ(ぉ
ほむらの悲痛な叫びが…涙が!まどかの記憶を刺激する……!?
キュゥべえ殺害、取り乱すほむら、さやかの行方、記憶のノイズ……まどかも混乱しているよう。
その場から逃げるように、当初の目的であるさやか捜しへ……
ほむらが情報を抑制し、まどかに必要以上に近付かないのは、自分とまどかの関係を知らしめる呼び水になることを恐れてなのかな?
そしてそれこそが、まどかを魔法少女へと導く大きなカギになるのかも?
「無駄なことだって知ってるくせに、懲りないんだなぁキミも」
ちょっ!おまっ!!キュゥべえ生きてやがった!!(唖然
しかも、自分の死体を喰ってやがるっ!まるで量産型エヴァじゃねーか……(吐気
このキュゥべえ、もしかして自分を囮にほむらを観察してたんじゃあるまいな(汗
そしてその結果、確証を得ての発言なんじゃないだろうか……
「これでキミに殺されるのは二度目だけれど、お陰で攻撃の特性も見えてきた」
やはりほむらの魔術は『時間操作の魔術』だったようですね。しかも『この時間軸の人間ではない』ことも確定のようです。
ほむらは全てを知った上で、この時間軸世界への介入を決意しているもよう。すべてはまどかを護る為に!!
「絶対にお前の思い通りにはさせない!
キュゥべえ……いいえ、インキュベーター!!」
なるほど『キュゥべえ』は少女たちの信用を得るための愛称だったわけですね!
まぁインキュベーターじゃ可愛くないもんなぁ(苦笑
さやかを鉄道のホームで見つけた杏子。
素直なさやかも一生懸命な杏子もドッチもらしくないわぁ(ぉ
自暴自棄となった心の内を語るさやかの手には穢れで黒く澱んだソウルジェムが……
「誰かの幸せを祈った分、他の誰かを呪わずにいられない……
あたしたち魔法少女ってそういう仕組みだったんだね……
あたしって、ほんとバカ……」
さやかの瞳から溢れる悔恨の涙が魂の宝石に触れたとき、暴風と共に悲嘆の種が生れ落ちる――
闇に取り込まれたさやかに、杏子の叫びは届くのか……
「この国では、成長途中の女性のことを『少女』って呼ぶんだろ?
だったら、やがて魔女となるキミ達のことは『魔法少女』と呼ぶべきだよね♪」
魔女は魔法少女の成れの果て…魔女見習いこそ魔法少女ってことかぁ!!
お前は魔法少女を自ら生み出し、暗黒に染まったグリーフシードを取り込み、いったい何をするつもりだっ!!(怒
■予告
イラスト『藤真拓哉』協力『田中健太郎』
助けられるかどうか確かめる!
諦めたくないんだ!!
こんなにも魔法少女っぽいシチュとは無縁な作品でしたなぁ(ぉ
仲良さげな少女たちと可愛らしい淫獣だなんて……(とぉーい目
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キュゥべえの目的はいったいなんでしょうか?
もしかしたらキュゥべえの背後にまだ何かいるかもですが、それは考えないでおきましょう。
ここまででふと思ったのは、もしかしたらキュゥべえは蠱毒のようなことを行っているのではないかということ。
魔女と魔法少女を戦わせることで、双方により強く大きな穢れを生み出しているように思えます。
インキュベーターの意味は、保育器・孵卵器だそうです。魔法少女というエサでより強い魔女を育て、生み出した魔法少女が魔女を倒しグリーフシードを刈り取る。
そしてそれを浄化という方法により純度を高くしキュゥべえが取り込んでいく。そうすることで更に強く大きな穢れをとり込む耐性ができるのではないでしょうか?
ならばまどかが魔法少女になったときどうなるのか?精神的に極限まで追い込まれ絶望の淵に立ったまどかが……
魔法少女になるには、キュゥべえ自身がむき出しの魂を取り出すわけですから、その瞬間はある意味ドンナコトでも可能なんではないかなぁと。
いみじくも作中でキュゥべえが口にした『万能の神にだってなれる』という言葉が気になりますね。
取り出した強大なソウルジェムをそのままキュゥべえが自分の身体に取り込んだら、いったい何が起こるのか……
んで。
ほむらの謎だった能力や戦闘方法もハッキリとしてきました。
それどころかその背景や目的も……あとはまどかと関係ですね。
別時間軸のまどか説も面白そうですけど、予想を裏切る更なる関係も期待したいなぁ(笑
http://blog.livedoor.jp/koubow20053/archives/51698613.html
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ラベル:魔法少女まどか★マギカ 涙