君に届け 2ND SEASON#07の視聴感想です。
傷心。
叱咤激励。
たった一言。
言葉足らず。
自己満足。
自分からは何もしてなかったんだ……
■スタッフ
原作:椎名軽穂(集英社「別冊マーガレット」連載)/シリーズ構成:金春智子/キャラクターデザイン・総作画監督:柴田由香/小物設定:長谷川ひとみ、佐藤仁実/色彩設計:佐藤真由美、広瀬いづみ/美術監督:竹田悠介、岡本春美/美術設定:加藤 浩・成田偉保・加藤朋則/3D監督:佐藤 敦/特殊効果:村上正博/撮影監督:田中宏侍/編集:今井大介/音響監督:山田知明/音楽:S.E.N.S. Project/副監督:長沼範裕/監督:鏑木ひろ/アニメーション制作:プロダクション I.G/製作著作:日本テレビ/D.N.ドリームパートナーズ、バップ、 集英社、プロダクション I.G/
■キャスト
黒沼爽子:能登麻美子/風早翔太:浪川大輔/矢野あやね:沢城みゆき/吉田千鶴:三瓶由布子/真田龍:中村悠一/胡桃沢梅:平野綾/三浦健人:宮野真守/
■OP
『爽風』タニザワトモフミ(アルバム「日本に落ちてきた男」収録曲)
■ED
『君に届け...』MAY'S
■Aパート
順調に進んでいく学校祭の準備。薬草の毒見役指名なジョーは南無(笑
風早くんはもちろんのこと爽子もクラスで必要とされてますなぁ。キミ達をみんなが待ってるぞ。
傷心の風早くんにバッタリあった龍。相変わらずストレートな問いだなぁ(苦笑
「ぶっちゃけに行ったの?」
「うん…フラレた」
これには龍も驚いたよう。そんなことある訳ないんだから。
風早くんの認識すべてが間違っている訳ではないからまたヤヤコシイのよね。もう一歩踏み込めば見えてくるはずなのに。
「……あのアマ!」
地獄耳梅状況把握完了!?ライバル認定した『風早が惹かれた』娘だから、自分の気持ちに決着をつけたというのに!
胡桃沢梅!黒沼爽子の物申す!!
まずは、ライバル認定取り消し!?混乱の慌てふためく爽子が(笑
そして何も理解してない爽子に「戦ってないからでしょ」「風早を傷つけるからでしょ」「鈍感だからでしょ「風早の何を見てるのよ」と怒涛の怒りのアドバイス!
「風早だけが爽子ちゃんの事を可哀想だと思わなかったんじゃないの?
ちづちゃんやあやねちゃんですら可哀想に思っていた爽子ちゃんのことをよ!」
くるみちゃんはホントに風早くんが、そして爽子のことも大好きなんだなぁ。どれだけシッカリと心に留めているんだろう。
さらに自分の心の傷のカサブタを剥がしてまでもライバルの背中を押すオンナップリにコッチが泣けてくらぁ!
悩める娘を前に親父さん、溺愛は分かるがズレてる!何気にヒドイ!!(汗
娘の料理という事実だけでいいの?友人からの誘いにオロオロして。娘の成長や今必要なことが分かってない感じ。
それを補って余りあるのがママさんですね。娘が今何をしてるのか把握してドッシリと構えて快く送り出す。で……山車?出汁??ドッチ???(笑
結果、愛娘の最高の笑顔を見ることができますのですよ。お父さん!(苦笑
ちづからのメールで呼び方が『★爽☆』(絵文字だった故正確ではないけど)となっていたのがなんか嬉しかった♪
学校へ忍び込んだ男子どものことはとりあえず於いといて……
一緒に居た風早くんにピンが、ズレた認識と野生の勘で見事に追い詰めるっ!(笑
なんつーか、さすがに付き合い長いことあってトゥシャイシャイボーイの煽り方は天下一品だわ(苦笑
「いいんじゃねーか、そんなもん。諦めちまえよ」
こんなことで壊れるならそれまでの関係と思ってそうでもある。……煽ってるんだよね?(汗
一方、ちづんちに集まった女子たち。
爽子が出しゃばったと思った行動は、ただの自然な行動で普通に感謝されたり、まだまだ人間関係への戸惑いが感じられるますね。
そして、学校でのちづの言葉にも『怒り』ではなく『心配』と理解し、『謝罪』ではなく『感謝』を述べた爽子に、バレンタイン以来大混乱中だった状態から一歩踏み出そうとしている決意のようなものを感じられますね。
思い切って伝えた『喜び』のたった一言がちづをご機嫌に導いた。そのことがたった一言でも『自分は風早くんへ何か伝えたのか?』という基本的疑問も浮かんだりして(苦笑
ちづの真心、やのちんの包容力、更にくるみちゃんの叱咤激励が爽子の中で結び付き勇気という行動力になりつつあるあるついたように思えます。
やっと、爽子の心の中で恋愛の準備が整いつつあるように思えますね。
■Bパート
翌日。
いきなり爽子とくるみちゃんがバッタリ。まだ怒り鎮まらずのようです(苦笑(ソリャソウダ
そこにトラブルメーカー・ケントまで登場。さらにさらに怒り心頭のやのちん&ちづまで登校してきて(笑
ケント本人は素直に反省してるのは分かるけど、いきなりまた余計な一言を大声で!ダメだコイツ早く何とかしないと!!(汗
そこにまさかの風早くん登校ですよ!その他大勢が聞いちゃった直後にですよ!?不器用な爽子の弁明だけ聞いちゃいましたよ!!?(激汗
また間の悪い男ジョーが爽子のフォローを遮るように登場しちゃったり……(唖然
風早くんも爽子を庇うつもりで早々の幕引きをしたのだと思うけど……なんという負のスパイラル!!(呆然
取り残された爽子を救ったのは弩直球無口漢・龍でした。
「俺が言うのもなんだけど……多分アンタ、言葉足らず」
龍だからこそより重く感じる指摘ですね。彼自身言葉少ない故の誤解は自覚してるんだと思う。
けれど、ちづや風早くん…近しい人だけが理解してくれればいいと割り切っているののでしょう。
だから、理解して欲しい人に理解されない姿を見てられなくなったのかもしれないなぁ……
これまでは泣いてる爽子に風早くんが歩み寄ってくれた。
今は……爽子も風早くんも泣いている。ならどちらかが泣きながらでも近寄っていかなければならない。
もし『爽子が風早くんを傷つけている』というくるみちゃんの指摘に心当たりがあるのなら今度こそ歩み寄らなければならないのは爽子でしょう。
ケントぉ…テメーは軽すぎるっ!反省の弁が羽毛より軽いわっ!!(汗
やのちんがケントを〆て、ちづが引いてたとこに、くるみちゃんが『梅』ジュースを買いに来たぁ(笑
そしてやはり口の軽いケント。くるみちゃんの事情通具合をポロッと。そんなこと聞いちゃ経緯を知るやのちんちづは警戒するわな(苦笑
くるみちゃんの発言に対しては一視聴者の立場としてはちづと同意見なんだよな。いろいろと裏事情も知っちゃってるわけで(ぁ
そ・し・て……不用意軽薄無頓着発言連発のケントにくるみちゃんの平手打ちがパシーーンッとスカッとキマったぁ!!(スッキリ
「余計なことしないで!……私はね、あの程度の女に負けたなんて思いたくないの!
あんなに手応えのない女だと思ってなかったわっ……ガッカリよ!!」
ライバルとして、選ばれなかった女として、爽子にはもっと自信を持って気高くいて欲しいんだろうなぁ。でないとライバルを自認する故に、余計卑下されたように感じるんじゃないだろうか。
それに、爽子のことを高く評価しているからこそ、自信なく足踏みしてる姿が許せない。一歩ずつでも前に進んでいれば、こんなにイライラしないんだろうに(苦笑
ケントへのトドメはやっぱりあやね姐さんです!
「爽子のため?……自分の為だろう!」
ケントが掲げる博愛主義は自己満足。押し付けの善意は下手な悪意よりもタチが悪いと……これは大ショックだね!!
くるみちゃんに殴られた頬が痛み、あやね姐さんの言葉がさらに疼かせる……この失敗を糧に博愛主義を昇華できるのか?それとも捨てちゃうか!?
「私、何も見てなかったんだな……
自分からは何もしてなかったんだ……」
これまでの風早くんへの自分の接し方に気付いた爽子。
みんなから分けて貰った想いを踏み出せる勇気に変えて、今度こそ『素直な気持ち』を届けて欲しい!
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爽子はホント周囲の人間に恵まれてる。
でもそれは、この1年か掛けて爽子が頑張ってきたからなんですよね。
やのちんもちづもくるみちゃんもピンもイロイロなゴタゴタを乗り越えたからこそ結べた絆。
異色なのはやはり龍でしょうか。
彼は爽子との関わりは結構薄い。でも風早くんやちづとは無二というほどの絆を持っている。
実のところ龍にとって爽子との繋がりは重要ではない気がします。だってこけしだし。クラスメイトの一人くらいの認識でしょう。
でも風早くんとちづがとても大事にしているから希に手を貸すのでしょう。手遅れになる寸前のギリギリのタイミングで。
もしかすると、その瞬間を見極める感覚はきっとちづと融の関係を見てきたことで養われたんじゃないかしら(ぇ
今回特に印象に残るのは『たった一言』『言葉足らず』でしょうか。
どちらも『伝える大切さと難しさ』を現していると思います。
『たった一言』ですべてが伝わることもあれば、どんなに言葉を尽くしたつもりでも『たった一言』が足りない為に何も伝わらないこともある。場合によっては言葉を尽くせば尽くすほどに、本来の想いとは掛け離れた意味として伝わってしまう。
いやぁ…ホント伝えたいことを正確に伝えるって難しいですよね。雑音が多いと余計に…善意であればあるほどに……(苦笑
それにしても、くるみちゃんはライバル宣言以降どんどん魅力的になっていくなぁ。
ねこっ被りを止めて溌剌に、ライバル意識が内面を磨かせているのかしら?かしら??
あの涙もいろいろな意味があるのでしょうが『ライバルが情けない』ってのが大きいいのでしょうね。
近付く学校祭というイベントが、爽子と風早くんに変化を齎してくれると信じて……
ホントそろそろ『届け』と思うよ!祈ってるよ!!願ってるよ!!!
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