君に届け 2ND SEASON#06の視聴感想です。
怒り。
驚愕。
告白。
違い。
卑下。
『鈍さ』に慣れるなっ!
■スタッフ
原作:椎名軽穂(集英社「別冊マーガレット」連載)/シリーズ構成:金春智子/キャラクターデザイン・総作画監督:柴田由香/小物設定:長谷川ひとみ、佐藤仁実/色彩設計:佐藤真由美、広瀬いづみ/美術監督:竹田悠介、岡本春美/美術設定:加藤 浩・成田偉保・加藤朋則/3D監督:佐藤 敦/特殊効果:村上正博/撮影監督:田中宏侍/編集:今井大介/音響監督:山田知明/音楽:S.E.N.S. Project/副監督:長沼範裕/監督:鏑木ひろ/アニメーション制作:プロダクション I.G/製作著作:日本テレビ/D.N.ドリームパートナーズ、バップ、 集英社、プロダクション I.G/
■キャスト
黒沼爽子:能登麻美子/風早翔太:浪川大輔/矢野あやね:沢城みゆき/吉田千鶴:三瓶由布子/真田龍:中村悠一/胡桃沢梅:平野綾/三浦健人:宮野真守/
■OP
『爽風』タニザワトモフミ(アルバム「日本に落ちてきた男」収録曲)
■ED
『君に届け...』MAY'S
■Aパート
意を決した風早くんが見たモノは……男に泣かされている大好きな女の子!!
イテマエ風早!ガマンするこたぁない!!ヤってしまえ!!!……まぁ詳細はフクザツな誤解ではあるのだが(トメルリユウハナイ
さらに逆撫でしたのは健人の「平等」という言葉。風早くん的には『特別』だったわけだしネ。
とりあえずだ。健人よりも前に乱入3人組をブチノメシテいい。何がそんなに可笑しいか?(怒
「そうだよ…好きだよ。俺、黒沼のこと好きだよ」
言った!やっと言えた!!1年のとき教室で口走って以来!再び心からの想いを伝えられたよ!!
でも爽子の心はまだまだ弱すぎて…嫌われることに慣れすぎて……素直に受け止められないなんて!
しかし…乱入3人組はドンだけ嘲るんだ!爽子の痛みも風早くんの怒りも感じない鈍感さに呆れる!!(怒
つーことで、やっとケントは風早くんの気持ちを理解した模様。これで素直に手を…引く……のか?(汗
自分の思い込みといろんな人の言葉が爽子の頭の中でぐ〜るぐる。
貞子と言われ続けたこれまでの境遇が心を硬化させて鈍感にさせて、傷付かないよう本能的に誤解していっている様。
「好意だったんだよ。俺、黒沼が思っているようなヤツじゃない。
爽やかとか平等とかそんな風に思われたかったわけじゃない。
平等になんて、一度も接したつもりない。
俺、黒沼が好きだよ。黒沼は俺が好き?」
「うん」
「でも…俺の好きと、黒沼の好きは違うね……」
「……うん」
違わないのに!同じなのに!!爽子の自信のなさが妙な気遣いが気持ちを擦れ違わせる!!!
風早くんは自分の間違いに気付いてあの酷い状況下でも行動で示した…次は爽子の番なんだけど……助けてやのちん!!(叫
良くも悪くもクソ真面目な二人が欠席した授業。クラスメイトもザワつくのも当然です。
それぞれ一人で悩み続ける心に「好きだよ」という言葉が重く圧し掛かっているようで……
■Bパート
そして口の軽すぎるあのバカヤローども。学校中の噂にしてどうするのさ!
話の状況から風早くんが『告白』したらしいとくるみちゃんの耳にも入ったぁ!!(ドキドキ
やのちんに呼び止められたケント君。ビクついております(笑
「……アンタ、余計なことしてないよね?」
やのちん鋭い!思いっきりやってくれましたよ、コイツは!!
やのちんとちづが爽子探しに行くと、すかさず首根っこを掴む手が!くるみちゃんも動いたぁ!!(笑
「修羅場だったんだって?風早と爽子ちゃんと。何があったの?詳しく聞かせてよ、その話」
「俺、余計なことしちゃったかもしんない……」
いや、全く持ってその通りだネ!くるみちゃんの表情の変化はどう読み解くべきか?
こういうときくらい何も考えずサボっていいと思うんだが……この真面目具合が爽子の爽子たる所以だよなぁ。
しかし…泣き腫らした目があまりにも酷い!それだけで休む理由になるよ!!だってオンナノコだもん!!!(汗
そして……空気を読まないピンの悪癖がここで出たぁ!前回の活躍を台無しにする更にヤヤコシイ事態加速化!!!(怒
そんなピンにナイス蹴り!やのちん・ちずのツープラトンキックだぁ!!いっそのこと怪談もしてあげればいいのに(ぉ
爽子から事態を聞き出したやのちん・ちづの叫びはよ〜く分かるぞ。視聴者も吃驚な事態だからなぁ(乾笑
等身大を曝け出した風早くんを未だ天上人と見てる爽子。自分自身を必要以上に卑下するということは、そんな自分を信じてくれる人たちも同時に卑下することなんです。
その間違いを正しく叱ってあげられる友人をもてたことは最大の幸せだよなぁ。
「気に入らない…気に入らないな、爽子。
アンタまさか、アタシ等のこともアンタに“気を遣って”友達やってるとか思ってるわけ?
……そう思ってるなら腹立つなって話!風早にそういう態度取らせてるのはアンタだよ!爽子!!」
計算して調整を図るやのちんではなく、感情のままに真っ直ぐに気持ちをブツけるちづだからこそ響く言葉だね!
「当たり前ってなんだよ…アタシ等だって居るのに……
アンタ何時まで自分のことを“下げて”生きて行くつもり?
……『鈍さ』に慣れるなっ!!!」
心の奥のイチバン柔らかなところに気付いてるからこそのちづの叫びなんだと思う。きっとイチバン大切なところを間違えないで欲しい願っているんだよね。
ちづの想いや風早くんの心を過不足なく必要なだけ噛み砕いてフォローしてあげるやのちんがまた優しいじゃないか。
「爽子も私たちも風早も、違いなんて何もないんだよ。
爽子自身が“違い”を感じなければね」
そう、やのちんの言うように違いなんてない。やのちんやちづとの関係も爽子自身が一生懸命手を伸ばしたから届いたのだから。
等身大を見せている風早くんに、自分を卑下せず手を伸ばせばその関係は、納まる形に納まる筈なんですよね。
今度は爽子自身が何を間違えているのか考えて感じて行動を起こす番ですよ!ガンバレ!!
ちづの正しき暴走で余計なことを言わずに済んだやのちん。まぁベストは当人同士で分かり合うことだからね(笑
そして、改めて爽子を信じ抜いて上手くいくことを願うのです。こういう周囲の支えがきっと爽子を自然と導いていくのでしょうね。
「あの時…確かに私は……頑張れたはず。
でも私…風早くんに対しては今まで何か頑張れてきたかな……
今は…?今は、頑張れてる……??アタシ………」
┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛
やのちんとちづの友情に号泣だぁ(涙
全てはちづが言ったことが原因、先の指針はやのちんが示してくれた。
後は爽子の感張り次第。これからももがいていくことになるのだろうけど。
やのちんとちづと絆を結んだとき爽子はただただ一生懸命だった。それはきっと自分から手を伸ばさなければ手に入らないと気付いていたから。
では風早くんとの関係はどうだろう?
彼は憧れが過ぎた。彼は眩しすぎた。彼は素敵すぎた。彼自身はただ一目惚れしていただけだったのに。
だから。
手を伸ばさなくても良かった。見ているだけで良かった。彼自身が程よい距離にいてくれたから。
ひとたび彼に手が届くと感じてしまったとき何かが狂い始めた。
心は萎縮して、硬化し、鈍くなっていく……
無我夢中で手を伸ばすことができなくなっていた……
『下心』と言い訳をして心が傷付かない距離を作ってしまった。
それが爽子が生きる為に身につけた『術』だったから。
爽子は自分の生き方に間違いがあることに気付き始めました。
やのちん・ちづの時のように無我夢中で手を伸ばすのではなく、今度は自分の意思によって手を伸ばし掴み取らなくてはならない。
その段階に入ったのと同時に、そうしなければ手に入らないものを欲しています。そしてそうしなければ風早くんに失礼でもある。
自分を卑下するのを止めて立ち上がろうとしている爽子の一生懸命の恋を応援したいものですね。
それにしても。
今回はやのちんとちづが特別可愛かったように思う。
まぁ最後の爽子のカットは格別の可愛らしさだったのだけど。
http://blog.livedoor.jp/koubow20053/archives/51691069.html