魔法少女まどか☆マギカ#04の視聴感想です。
現実。
非日常。
幸せ。
罪悪感。
願い。
優しさがもっと大きな悲しみを呼び寄せる
■スタッフ
原作:Magica Quartet/監督:新房昭之/脚本:虚淵玄(ニトロプラス)/キャラクター原案:蒼樹うめ/キャラクターデザイン:岸田隆宏/シリーズディレクター:宮本幸裕/総作画監督:谷口淳一郎・高橋美香/アクションディレクター:阿部 望・神谷智大/プロダクションデザイン:劇団イヌカレー/レイアウト設計:牧孝雄/美術監督:稲葉邦彦/美術設定:大原盛仁/色彩設計:日比野仁・滝沢いづみ/ビジュアルエフェクト:酒井基/撮影監督:江藤慎一郎/編集:松原理恵/音響監督:鶴岡陽太/音響制作:楽音舎/音楽:梶浦由記/アニメーション制作:シャフト/
■キャスト
鹿目まどか:悠木碧/暁美ほむら:斎藤千和/巴マミ:水橋かおり/美樹さやか:喜多村英梨/キュゥべえ:加藤英美里/
■OP
『コネクト』ClariS
■ED
『Magia』Kalafina
■アバン
上條くんの過去が明らかに。
天才ヴァイオリン少年と呼ばれた彼は事故で二度と楽器が弾けない身体になったようです。
看護師はさやかのお見舞いをありがたがってるみたいだけど、彼にとってはどうなのだろう?結構フクザツなんじゃなかろうか……
さやかはマミの言葉を噛締め思い悩んでいるよう。些細だけども残酷な違い。自分の心の奥を見詰めるキッカケ。
そう、それは『奇跡の代償』を現実として認識する前のこと……
■Aパート
何も変わらない幸せな朝食風景が残酷だ。今のまどかには残酷だ!
でも…誰にも理由は言えないんだよ!これがマミの苦しんだことのホンの一端なんですよね。
さやかは気丈だなぁ…仁美の前で平静を保とうと必死に空元気だよ。ちょっとしたことで崩れそうなのが痛々しい。
先生!ホワイトボードの内容と説明が全くあってません!適齢期の問題はアナタの愚痴です!!(笑…得る雰囲気じゃない(汗
うわぁ…落ち込んでる二人を不思議そうに見るキュゥべえがなんとも……(汗
マミが殺されたことに現実感をもてないまどかに対し、さやかはより現実というモノを理解したようですね。
自分たちが知らないところで非日常的なことが現実として存在し、自分たちが現実として認識しても他の人々にとっては変わらず非日常にすぎない。
「とっくの昔に変わってたんだ。もっと早くに気付くべきだったんだよ、私たちは……」
非日常を認識し受け入れた時点で、自分たちも非日常の世界に踏み入っていたんですよね。
魔法少女になるということ――
その過酷な現実に恐怖するまどか。あんなにも強く憧れたのに惨たらしい死を突きつけられたら仕方のないことです。
どうやら魔法少女にはテリトリーがあるらしく、マミの死で空白地帯となったこの街には他の魔法少女がテリトリーとするようです。
マミは損得勘定抜きで活動していた珍しい人物だったらしく、普通は報酬ありき…グリーフシード狙い…で活動するのが当たり前。
でまたキュゥべえの言い回しが「文句があるなら魔法少女になってね♪」と言っているようですよ(苦笑
それにしても『魔女狩り』という言葉を使っているのが不気味。何故敢えてその言葉なの!?
キュゥべえは答えを聞いたと次の魔法少女探しに。
去り際の台詞がまたイチイチ引っ掛かるような言い回しなのはどうにかならんのかと(ぇ
それに挨拶をしたのがまどかにだけって…どういうこと?さやかのことは??
まどかはマミの部屋を訪れ『死』を再度実感したよう……
魔法少女という『夢』のノートを置いて……
帰り際のまどかの前に現れたほむら。
いきなりまどかに言った言葉からすると、本心からまどかのことが心配でたまらないという感じがしますね。
「それで、巴マミの運命が変わった訳じゃないわ。でも、貴女の運命は変えられた」
ん?ほむらの言い回しだと未来の可能性を知っている風に聞こえますね。
そこから続くまどかとの会話はただのベテラン魔法少女という訳でもない感じがします。
特に『数えるのを諦める程の魔法少女の死を見てきた』というのはどういうことでしょう?
マミのバックボーンを知っていたり、キュゥべえを狙っていたことも含めて、やはり核心に近い人物のようです。
ほむらから改めて魔法少女の現実を聞き涙にくれるまどか。
まどかを気遣い、まどかに想われているマミの幸せを認めて、まどかの心配をするほむらからは本心が滲み出てますよね。
やはり『優しい故に呼び寄せる大きな悲しみ』というのも現実となってしまうのでしょうか…なるんだろうなぁ……
■Bパート
お見舞いに訪れたさやかに対し上條くんは情緒不安定気味。
どうやらアバンでの事実を告知されたようですね。その絶望と衝撃は仕方ないことだと思います。
何の遠慮もなくさやかに感情を打つけられるということは、きっとそれだけ近い存在なのでしょうね。
「あるよ!奇跡も、魔法も、あるんだよ!!」
ここでサブタイの台詞が来ますかぁ…さやかの瞳に映るキュゥべえの姿はまさに悪魔!悪魔以外の何者でもないわっ!!(激汗
まどかはほむらと話したことでマミとの仲違いの理由が気になっているようですね。
その時偶然目にしたのは、こんな所にいるはずのない仁美の姿。その首筋には魔女の口付けが!!
魔法少女空白地帯となったことの影響なのか何処彼処から続々と集まってくる取り込まれた人々。
うわぁ…スバラシイ世界を説く仁美がノリノリだぁ……混ぜるな危険!やっぱりあの世かよ!!(激汗
薬品を捨てたまどかに襲い来る人たちの姿はH.O.T.Dですか?助けて毒島先輩!コータでも可!!(違(笑
まどかは魔女空間へ誘い込まれ……たようにしか見えないんですけど!
この空間はコレまでとは違った表現になっていますね。紙人形劇っぽい感じではなくファンタジーっぽさが強めになってる感じがします。
なんというかまどかの心から罪悪感だけを抜き出したようで、贖罪紛いの自傷行為っぽく見えました。まるでピンポイントでまどかを狙い追い込んでいるかのよう。
そこに颯爽と現れたのは青い第3の魔法少女!
翻るマント!斬り裂くツルギ!お姫様を守るナイトのような彼女は……さやか☆マギカ!!(ナンダッテー!
救出に成功して照れ笑いなさやかだけど……深くは訊かれたくないように見えますね。
魔法少女となったさやかを見たほむらは憤りを隠せないようで。
ほむらを出し抜いたさやかはマミの件の八つ当たり気味で。
手が動くようになっていた上條くん。その表情、恐いよ!?(汗
手が動くことに驚きも何もなく、ただ納得するように見詰めてるだけって……
まさか…まさかとは思うけど……淫獣悪魔に魂売って芝居してた訳じゃないよね!?(え
テリトリーを広げようとやって来た第4の魔法少女がめっさ好戦的なんですけど!
キュゥべえ的にも予想外の人物が来たらしいけど…争いを止める気が微塵も感じられねぇ!(汗
■予告
イラスト『小林尽』
舞い上がっております!
街の平和はアタシに任せて!
┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛
OPの魔法少女修行が悲しいよ!こんな楽しそうな思い出はなかったんだぜ!?
最初のまどかの涙とスカートの裾をキュッとする姿がマミさんへの誓いに見えてしまってなぁ……
最後のまどか、さやか、マミの揃った笑顔なんて、もう見れないんだぜ……(涙
まったくもって、キュゥべえの怪しさがどんどん大きくなるばかりですねぇ。
胡散臭くて、キナ臭くて、遣ること成すこと言うこと全てがどうしようもないくらいに!
それにしてもキュゥべえってホントに表情を変えませんよね。ソレが余計に怪しさを爆発させるんですよ。
コレまでに表情を崩したのって、朝風呂に入ってたときだけですよね。あのときが唯一の素だったのかねぇ???
結局キュゥべえの計画通りっ!っぽく、さやかが魔法少女となったわけですが、その課程がとても怪しく描写されておりました。
失意と絶望の上條くん。感情を打つけられたさやか。狙ったかのように発せられた『魔法』『奇跡』という言葉。唯一の希望のように見える淫獣悪魔の出現。手が動くようになった上條くんの表情。
この流れを見るとまるで悪魔と唆された上條くんがさやかを陥れたように感じます。もしそうだとして、上條くんが失ったものはないのでしょうか?
まぁ何を失っても上條くんの自業自得でしょうが、どんな場合でもさやかは傷付くのでしょうねぇ。しかも後戻りはもう出来ない。
………仮定ですよ?仮定。何の証拠もない妄想です(笑
さやかは第一印象のままほむらを嫌ったままの訳ですが。
このままほむらと敵対したままというのはどうにかならないのでしょうかね。
原因となったまどかはほむらと親しくなりたいと思ってるわけで、マミさんのこともほむらには何の責任もない。
感情的齟齬だけになかなか難しいのでしょうけど……
せめてほむらとマミさんの反目理由が分かれば和解の糸口が見付かりそうではあるのだけどね。
結局というかやはりというかマミさん復活を願う展開にはなりませんでしたね。
ふと思ったのが、マミさんのソウルジェムってどうなったんでしょうか?消滅??
まさか魔女空間ですくすく育ってグリーフシード化するなんてことは……(え
魔女化したマミさんの魂と戦うなんて展開はイヤだよなぁ……
それがまたまどかの家族を捲き込んだりとか…なったら鬱過ぎる展開だ……(汗
名が漢字の娘は魔法少女にならないと思っていたのですが。
はい、崩れました。第4の魔法少女が佐倉杏子だなんて!
http://blog.livedoor.jp/kansaianime/archives/51725916.html
http://blog.livedoor.jp/nylon66/archives/51586019.html
ラベル:魔法少女まどか★マギカ
巴マミが死んだ後さっそうと現れたほむらは、さやかには『グリーフシード目当てでマミさんを見殺しにした』ように映ったかもしれません。直後に「返せよ!……それはマミさんの物だっ!」と泣き叫んでますしね。
むろん、まどかが事情を話せば解けるはずの誤解ですが。事情を聞いても不信の根は取り除かれないものかもしれません。
まどかが事情を話せば一部の誤解は解けるかもですが、マミさんと敵対関係であったことは事実ですし、『見殺し』に見えた部分は信じないでしょうね。感情的にさやかとの和解は難しいかと思います。