けいおん!!最終話#26番外編の視聴感想です。
思い出。
写真写り。
お見舞い。
教え子。
先輩後輩。
バトン。
新歓ライヴ、頑張れよ〜!
※前期感想は、下記リンクからご覧ください。
⇒此方彼方何方【けいおん!】カテゴリ
■スタッフ
原作:かきふらい(芳文社 「まんがタイムきらら」連載)/監督:山田尚子/シリーズ構成:吉田玲子/キャラクターデザイン:堀口悠紀子/美術:田村せいき/色彩設計:竹田明代/撮影監督:山本倫/楽器設定:高橋博行/アニメーション制作:京都アニメーション
■キャスト
平沢 唯:豊崎愛生/秋山 澪:日笠陽子/田井中 律:佐藤聡美/琴吹 紬:寿 美菜子/中野 梓:竹達彩奈/山中さわ子:真田アサミ/真鍋 和:藤東知夏/平沢 憂:米澤 円
■アバン
桜舞い散る時期って何時なのかと思えば、あずにゃん入部直後のよう。
そ…そのパッチリ眉毛は!?まさか…まさか……ジャケ絵のネタバレかぁ!!(笑
そりゃぁこんな先輩方を見てたら不安にもなるよねあずにゃん。
でもそんな先輩たちが掛け替えのない大切な存在になるんですよね♪
かと思ったら一転……
鞄がひとつ…独りで写真を見つめるあずにゃん……
想い出かぁ!!めっさ寂しいじゃないかっ!この転換は寂しすぎるよっ!!(うわ〜ん……
■Aパート
3年生ズは楽しみにしているモノとは……和が持ってきてくれた卒アル見本。
写真写りの不満なんか唯を鑑みればちっちゃいよね!そのフォローが痛いぜ!!(涙
中でも和はさすが幼馴染というかバッサリとドS振りを発揮!いやコレは和独特の空気の読めなさの方か……(あ
唯の悲しみは些細なことと話転換!問題はさわちゃんチェックが出来ないこと。
そう…さわちゃんは……さわちゃんは………うっ………ホントいい人だったよ!(涙(マテ
まぁ風邪でお休みなだけなんですけどね。あずにゃん騙される!(笑(冗談が過ぎますね
さわちゃんチェックと聞いて唯は最後の一縷の望みを………まぁ無理でしょ(ぉ
そりゃまぁ美人教師の一人暮らしの部屋なんて興味津々に決まってる!ムギの好奇心分かるぞぉ!!(オチツケ
見送るあずにゃんが何か言いたそうですね。話途中になっちゃったけど…どうしたんでしょう?
道すがら吠えるワンコをアッサリ手名付ける唯に軽く嫉妬するよ!その能力ください!!
一人暮らしのさわちゃんを想像する唯……悲しいかな。それを否定できる要素がないデス(ぉ
そして澪は余計な心配をしない!気を廻しすぎだぁ!個人的にはいない方が不思議でたまらないのですけどね(シミジミ
いちおお見舞いも兼ねてるはずだし、イキナリ「こういう者だ!」というのは如何なものかと…にしても息ピッタリだなぁ(汗
さわちゃんもなかなかキビしい対応。冗談も過ぎるとお使いを果たせずにホントに追い返されちゃいますよ(笑
兎に角だ。半纏なオンナノコはかわいいということだ(ソコカ
やっぱりあずにゃんは何か計画してるっぽい?
憂や純ちゃんも協力しているようだけど……???
■Bパート
ツマンナイじゃないし!勝手にあさっちゃダメでしょー!卒アル発掘鑑賞はまぁデフォだろうけど!(ぉ
女子高生すっぴんさわちゃんかわいいじゃないか!当時も今も変わらずレベル高いなぁ♪
で、唯の要求はやっぱりアッサリ却下(笑
そんなことより唯の肩に謎の手が…心霊写真かと大騒ぎ!!
って、やった本人が驚きすぎだぁ!つか忘れてるなりっちゃん!!(汗
思い出したりっちゃん明らかに挙動不審、幼馴染澪の目は誤魔化されませんぞ!追求!追求!追求!(笑
平謝りなりっちゃんは自業自得ということで、まぁ謎が解ければもちろん写真は当然そのままですネ。
お使いパートが済んだらお見舞いパートの開始です。
料理と掃除と洗濯と…こういう行動を自然とできるってホントいい娘たちだよなぁ……(シミジミ
でも!唯に料理をやらせちゃダメだ!!そのジャンケン結果取り消してーーー!!(笑
ところで、さわちゃんはムギを当てにしてたけど……彼女の腕前はどうなのでしょうね?(謎
あずにゃんがさわちゃんのトコに電話掛けてまで唯たちの帰りを気にしてるのだけど……
いったい何をしてるの?さわちゃんは知ってることなのかしら??心配させちゃうってなんなの???
張り切って料理・洗濯・掃除を片付ける面々。
おぉ!りっちゃんが唯のフォローをしてた!ちゃんと言うこと聞いてるみたいで一安心だぜ(笑
そんな4人の姿を見詰めるさわちゃん。共に過ごした日々を思い出して……これもジャケ絵だぁ!
とても嬉しそうに、愛おしそうに、こっそり眺めるその瞳がとても優しいですね。
唯&りっちゃんのお料理の味見はムギのお墨付きだぜぃ!
澪は黒い下着でドキドキ!全くもってウブですね。さわちゃんだってオ・ト・ナなんだぜ。
沈む夕陽を眺めていると下にデスデビルのメンバーが……
さわちゃん、寂しさに負けてたのか……呼び出された面々(笑
唯たちが卒業ということで、OGとしては当然けいおん部の存続は気になりますよね。
返答に窮する3年生ズだけど、さわちゃんは随分自信たっぷりに保証。何故に?何かあるの??
学校に戻る3年生ズもさわちゃんの言葉を不思議に思ったようで。
でも…さわちゃんボケボケ説トカ、誰か留年説トカ、イロイロとヒドイわっ!(笑
すると、学校からギターの音が洩れ聞こえてきて……
あずにゃんぼっち問題が話題だっただけに唯も思わず走り出す!
まったくあずにゃんが大好きで仕方ないって感じですね(笑
部室の扉を開こうとしたその時聞こえてきたのは2年生ズの声……
「新歓ライヴで……」
そんな会話を聞いた唯がとても嬉しそう!
ムギ、澪、りっちゃんも嬉しそうに唯を引き止めて、練習の邪魔をしないように引き上げる。
こういう行動はやっぱりセンパイですよね!了解した唯の笑顔もステキだ♪
でも気配に気付いたあずにゃんに吃驚して緊急撤退!
「わっ…わっ…わっ…にっげろ〜!」
「新歓ライヴ、頑張れよ〜!」
走り去る3年生の背中に向けるように、あずにゃんの音に…憂と純ちゃんの音も重なって……
5人が共に過ごしてきた部室を後にして……
想い出の詰まった学校を走り抜ける……
その表情は笑顔に満ちていて……
外に飛び出していく……
振り返って…一斉にジャンプ!!
もっと…もっともっと高く!!
在りし日のあの頃……
一向に息の合わなかったジャンプのタイミング。でも今は咄嗟のギャグもピッタリだもんね(ぉ
それにしても自信満々の澪が最後の撮影でやらかしちゃうのはまったく“らしい”ですね。
この頃にはあずにゃんも立派なけいおん部員に。唯とりっちゃんとは息ピッタリだ(笑
5人の絆はいつまでも…そして新しくあずにゃんが新たな絆を紡いでいくことでしょう。
■!?
唯が『ぴょこん、ぴょこん』と歩いてきたとき、DVDか何かのCMだと思ったんです。
それにしてはナレもテロップもないし「なんか変だなぁ……」なんて見ていたら……
ちょっ!おまっ!!映画化告知って…一瞬理解できなかったわっ!!(唖然
それに…さわちゃんの中の人も知らなかったようですよ!(えー
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いい最後だった!ホントにいい最後だったと思う!!
ハッキリとはけいおん部の今後を示さなかった訳だけど、OGたちの心配、さわちゃんの言葉、あずにゃんの言動、憂・純ちゃんの態度……想像できる要素はいっぱいある!
そして、3年生ズの唯一の心残りは、音楽室から洩れ聞こえる力強いあずにゃんの音に払拭されて、新歓ライヴという目標に向かって歩き出してる姿に安堵して、後輩を支えてくれる友人に安心して……
ここで、ホントに最後の最後に、3年生から2年生にバトンがシッカリと渡った瞬間だったのだと思う!
そりゃきっとあずにゃんは最後に演奏を聞いてほしかったでしょう。3年生ズ…特に唯は最後に演奏を聞きたかったでしょう。
でも…先輩を送り出すように、後輩に後を託すように、新しい音に包まれながらの別れは、けいおん部最高の卒業式だったのではないでしょうか!
あぁ〜そうそう。本編本編…さわちゃんの話ですね(笑
え〜と………書くことはコレといって特にないわけだけど(ぉ
まぁなんだ。さわちゃんはやっぱりいい先生だなぁってこと。
多分、教師として生徒と近い位置でいられるのはここ数年だけだと思うんです。
ある意味そういう貴重な時期に、平沢唯、秋山澪、田井中律、琴吹紬という手はかかるけれど、素直な教え子と共に過ごせたのは僥倖でしょう。
そんな想い出が溢れる4人への愛おしさが、見詰める瞳にありありと浮かんでいましたね。
さわちゃんは初の担任にして、教え子から間違いなく『恩師』と呼ばれるような教師でいられたと思います。
……書くことないはずが長くなってしまった。(ぉ
にしても……
まさかの映画化には驚いたわっ!(笑
■総括
お待たせしました総括です。
待っていた方がいるかはわかりませんが(笑
さて、ついに『けいおん!!』が終了となりました。
1期1クール13話、2期2クール26話、全39話をけいおん部の面々はもちろん無数の視聴者と共に様々な面で楽しめたことを嬉しく思う次第です。
この『けいおん!!』ほど、視聴者が作品の見方を楽しんだ作品というのはないのではないでしょうか?
例えば、聖地巡礼。こんなのはもう当たり前であり、修学旅行のコースをなぞって旅行する方もおりました。
例えば、驚異の特定班。各回終了後、時間を置かずにあらゆる小道具やロケ地が判明していきましたね。
例えば、モブ情報収集。フルネーム等あらゆる情報が収集され、クラスの席順や集合写真の位置、果ては寄せ書きまで解読されたり。
例えば、建築班。平沢邸や田井中邸・秋山邸の図面が起こされたり、果ては実際にハウスメーカーに建築費用の見積りまで!(えー
他にもあれやこれやと挙げればキリがないほどの『遊び』が、各所で盛り上がっていったのは驚愕です。
もちろん他の作品でもこういう『遊び』はありました…が、『けいおん!!』はその熱中具合がハンパない!
それは、原作から始まってスタッフ、声優陣、ファン……と関わった人たちが、丁寧に、大事に、妥協せず、創り上げたことの証明だと思います。
1期では『けいおん!』は「軽音部を舞台とした部活アニメ」という先入観から視聴された方が多かったと記憶しています。
物語自体も『廃部寸前の部活』『部員は1年生のみ』『絶対音感を持つ主人公』と如何にもな設定をもって始まりましたね。
そのために『遊んでばかり』『演奏がない』『成長がない』という批判が当初目立ちました。まぁ自分もその一人だったわけですが。
徐々に『けいおん!』という作品を理解されていくと、批判は絶賛に変わり、気がつけばトンデモナイ人気作品と化していました。
そして2期の開始。視聴者は『けいおん!!』の見方を理解し、更に独自の楽しみ方を開拓しはじめました。
スタッフはというと1期で特に批判の的となった『成長』という部分を巧みに取り入れ描いていったと思うのです。
演奏で言えば、直接的な練習描写は描かないものの、唯には日がな一日ギー太を弄ってる姿、りっちゃんの部屋にはボロボロの雑誌を積んでみたり、さり気無くその証を描いています。
また精神的部分では、あずにゃん視点での描写を加速度的に増やしていき、先輩と後輩、巣立つ者と残される者、託す者と託される者、こういった対比により、彼女らに関わる者たちを含めて成長というものを描いてくれたかと思います。
卒業式の日にワガママを言って泣きじゃくるあずにゃんに対する唯なんて、まさしく優しいお姉さんそのものだったものね。あの唯がですヨ?(笑
この#26でその『成長』というキーワードは最終形態を迎えたと感じます。
奇しくも唯たちはデスデビルという大先輩と再会することになりました。彼女らの姿はきっとHTTの未来の姿だと言っても過言ではないでしょう。社会人になっても付き合いがあり、何かあればすぐに集まる掛け替えのない仲間同士。
このデスデビルの登場は、唯たちに改めてバトンを渡したように見えます。いつまでも変わらないモノを持ち続けながら、新しい世界に踏み出せるという感じでしょう。
そしてさわちゃんの「軽音部はなくならない」という力強い一言。自分たちや唯たちを育んだ場所を守るという決意にも聞こえますね。
だからこそ唯たちは、残されるあずにゃんに安心してバトンを託すことができたのでしょう。そのバトンはきっと『成長』への指針になるはずです。
2期はまさしく『日常』という変わらないモノと『成長』という変わるモノ、相反する二つの要素を巧みに絡めたギャップから素晴らしい物語を紡ぎ出したと感じます。
それを描き切るには、やはり2クールという長すぎると思えるような時間が必要だったのでしょう。2期を思い返すとムダだと思える話が思いつきません。全ての回が必然であったように思えます。
ホント始まる前は、1期が1クールで2年間を描いただけに、2クールで1年間を描くのは、尺が余って冗長になると思ってましたけどピッタリの長さでしたねぇ(苦笑
最後に曲についてさらっと。
なんだかんだでいろいろな曲が生まれたわけですが『U & I』『天使にふれたよ』は作中でも特別な曲だと思います。
そしてもし『けいおん!』という作品を表す曲を選ぶとすれば、やっぱり『ふわふわ時間』じゃないかと思う次第です。
ということで、好き勝手なことをつらつらと書きましたが、纏めれば『面白かった』という一言ですね(ぉ
なにはともあれ、スタッフやキャストなど関係者の皆さまお疲れ様でした。ホントに楽しい作品を丁寧に創り上げてくれてありがとうございました。
次のプロジェクトである劇場版もTV版に勝るとも劣らぬ作品に仕上げてくれると信じて待ちたいと思います。
追記。
その劇場版って何を描くんでしょうね。どうやら映像化していないエピソードもあるようですけど……
個人的には、いっそのことHTTのライヴを描いちゃってもいいんじゃないかと思ったり(ぇ
ライヴを創り上げるまでのメイキング的なドタバタを描きつつ、そのままステージに突入で、これでもかと演奏しまくる映像。ハルヒのGodKnowsを超えちゃって〜(笑
でも…結果的にはMCの方が長かったライヴ……トカ?(マテ
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