鋼の錬金術師 #53の視聴感想です。
ラジオ放送。
消し炭。
仇。
バカ。
復讐鬼。
ヒューズを殺したその事実さえ分かればよい……!
※50話以前の感想は下記リンクからご覧ください。
⇒此方彼方何方【鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST】カテゴリ
■スタッフ
原作:荒川弘(掲載 月刊「少年ガンガン」スクウェア・エニックス刊)/監督:入江泰浩/シリーズ構成:大野木寛/キャラクターデザイン:菅野宏紀/美術デザイン:金平和茂/美術監督:佐藤豪志/背景:草薙/色彩設計:中尾総子/錬成陣デザイン:荒牧伸志/音楽:千住明/音響監督:三間雅文/アニメーション制作:ボンズ/製作:鋼の錬金術師製作委員会
■キャスト
エドワード・エルリック:朴璐美/アルフォンス・エルリック:釘宮理恵/ウィンリィ・ロックベル:高本めぐみ/ロイ・マスタング:三木眞一郎/リザ・ホークアイ:折笠富美子/アレックス・ルイ・アームストロング:内海賢二/マース・ヒューズ:藤原啓治/ジャン・ハボック:うえだゆうじ/ハイマンス・ブレダ:佐藤美一/ケイン・フュリー:柿原徹也/ヴァトー・ファルマン:浜田賢二/マリア・ロス:名塚佳織/キング・ブラッドレイ:柴田秀勝/スカー:三宅健太/ラスト:井上喜久子/グラトニー:白鳥哲/エンヴィー:高山みなみ/ゾルフ・J・キンブリー:吉野裕行/オリヴィエ・ミラ・アームストロング:沢海陽子/マイルズ:中井和哉/バッカニア:大友龍三郎/他
■簡易感想
まずは表向きの策謀から触れておこうかなと。
大総統夫人が見聞きしたことをマスコミを通じ発表させることで、市民の取り込みを果たしたわけだけど。
大きな嘘の中に幾つかの事実を織り交ぜると…あら不思議。なんということでしょう『正義の戦い』に大変身(笑
クーデターの首謀者は中央上層部に摩り替わり、当面は動きやすくなったということですね。
しかし、近辺に居るセリムや行方不明のブラッドレイが中央に入った場合……マズイよねぇ。それまでに形勢と大義名分を確固たるモノにしておかないとですね。
あぁあとブロッシュがマリアの生存を知りました。しかもロイ陣営の一人として活躍していることを。
……これでキミも茨の道を突き進むことになるのは間違いないのかな(ぇ
ここからはロイ・マスタング無双ターンとなります。
その姿はやはり『イシュヴァールの英雄』と謂われるだけのものがありました。
まずは挨拶代わりとばかりに不死の軍団を一掃。あっという間に消し炭に……
「これは敵だ!鋼の!!」
その通りです。返す言葉もありません。憐れな彷徨える魂とはいえ、彼らは敵であり、利用されるがままの虜囚です。
おそらく解き放つには仮初の肉体を破壊し尽くしかないでしょう。
ロイの決断は、阿鼻叫喚の壮絶なものでありますが、一刻の猶予もないこの時では唯一の選択肢であったと思えます。
そして崩落した天井と共に現れたメイ…とエンヴィー!このムカツキ具合はホントに久しぶりな気がするさ。
これこそ憎むべき悪役たる真骨頂と言わんばかりの神経を逆撫でする言葉の数々!嬉々と見せびらかす擬態能力!!
その全てがロイ自身が言うように『火に油を注ぐ』行為であり、ヒューズを貶めれば貶めるほど自らの首を絞めるだけなのに……バカです。まったくバカです。や〜いバ〜カ(笑
しかし…そのロイの憤怒は諸刃の剣であることも間違いないでしょう。
仇を見定めた瞬間からエドが心配していたように……
憎しみを糧に生きたスカーが気を懸けるように……
命令を無視してまでもリザが追いかけたように……
まさに圧倒的な戦闘力でエンヴィーを追い詰め、憎しみを悦びに変えるように、狩りを愉しむロイが堕ちてしまわないか心配でなりませんね。
最後にリザとロイが邂逅した訳ですが…どちらかがエンヴィーなのだろうか……?
もしリザがエンヴィーなら背後を取ったら銃など構えず一気に貫く気がします。恐らく暴走を決死の覚悟で止めようとしてるのだと思うのだけど。
そうそう。
メイとスカーがなんか兄妹というか親子というか……
兎に角、なんかとっても和んだ(笑
■アイキャッチ
エンヴィーとロイ・マスタング